東芝の音声認識技術を活用した次世代ロボットやソニーのwena wristなども出展

<CEATEC>カシオ、吸音パネル開発にも活用できる2.5Dプリンター/プロジェクター内蔵シーリングライト

編集部:小野佳希
2017年10月02日
IT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2017」の開幕を明日10月3日に控え、プレス向けに一部のブースが事前公開された。本稿では、ソニー“wena wrist”と、調音パネル開発などにも利用できるというカシオの“2.5Dプリンター”、プロジェクター一体型シーリングライトを出展しているpopIn、東芝“レグザ”の音声認識技術を活用した音声認識ロボットを出展しているユカイ工学のブースをレポートする。

■wena project

今回のCEATECにソニーは出展していないが、同社の新規事業創出プロジェクト「SAP」から生まれたスマートウォッチ機能内蔵アナログ腕時計「wena wrist(ウェナリスト)」がwena projectとしてブースを展開。各モデルの展示を行っている。

wena wrist

ブースでは「wena #おもいでの時計展」と題し、実際のユーザーによる交換ベルト「wena wrist leather」および「wena wrist」ステンレスバンドの活用例を披露。はじめて買った腕時計と組み合わせていたりといった実例を紹介し、どんな時計もあとからスマートウォッチにできる利点をアピールしていた。

ふつうの時計もリストバンド交換でスマートウォッチにできる

■カシオ

カシオは、紙上に細かな凹凸を作って革や繊維などの素材感をリアルに表現できるという“2.5Dプリントシステム”「Mofrel(モフレル)」を展示。

Mofrel

本システムは、独自開発の新素材による「デジタルシート」に、電磁波の照射とカーボン分子の振動を利用して出力することで、細かい凹凸を表現できるというもの。上記のように革製品や繊維製品のような質感を表現でき、ブースではBluetoothスピーカーやヘッドホンの外装に貼りつけてデザインを簡単に換えられるといった活用法を紹介している。

Bluetoothスピーカーに貼り付けて別デザインに

また、エンボス加工を施す製品の開発などにおいて、金型を用いずに試作品を作ることができることもメリット。調音材の開発においては凹凸の付け方でどのように吸音具合が変わるかパターン違いを簡単に作れることなども紹介していた。

吸音パネルの開発などにも活用できると紹介

■popIn Aladdin

ウェブサイトのコンテンツレコメンドシステムなどで知られるpopInは、プロジェクターとスピーカー、音声認識対応マイクを一体化したAIoTシーリングライト「popIn Aladdin」を出展。

シーリングライトにプロジェクターを内蔵

WXGA解像度/700ルーメンのDLPプロジェクターと照明を一体化したもので、照明用ソケットからの給電でプロジェクターも駆動できる。AirPlay/DLNA/Miracastでスマートフォンなどからコンテンツを投映できるほか、内蔵メモリーに絵本読み聞かせ動画など子供用のコンテンツも収録している。

寝室の壁などに映像を投映

スクリーンサイズは80〜120インチで投写可能で、スピーカー出力は5W×2。2018年7月に49,800円で市販する予定だが、KickStarter日本語版で近日中に出資募集を開始し、そちらでの早期出資者は300名限定で19,800円で購入できるようにするとのことだった。

■ユカイ工学

ユカイ工学は、東芝映像ソリューションの音声対話デバイスの技術を活用した音声認識ソリューション「A/UN(アウン)」を使用した音声認識ロボットを参考展示。

A/UN搭載ロボット「こだま」を参考展示

一般的な音声認識ではロボットは人からの命令を待つのみだが、A/UNでは例えば「部屋の温度が上がっているから扇風機をつけようか?」などといった具合に、ロボットやインターフェース側から人に対して提案を行う「心づかい機能」を搭載。また、ロボット側が発話している途中でも別の操作指示を割り込ませることができる点も特徴だ。

ブースでは同技術を搭載した「こだま」を展示。実際にA/UNの動作を体験できるようになっている。

そのほか、なでたりポンポンするとしっぼを振るクッション型セラピーロボット「Qoobo」も展示

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