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より簡単でスムーズなVRコンテンツ収録へ

ゼンハイザーの立体音響プロジェクト「AMBEO」にZOOMが参画

2017/09/19 編集部:押野 由宇
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ズームは、ゼンハイザーの「AMBEO for VR」パートナーシッププログラムへの参加を発表した。立体的な360度オーディオを収音できるゼンハイザー「AMBEO VRマイク」に対応する、マルチトラックレコーダー「F8/F4」用の最新ファームウェアアップデートを、F8用は9月下旬、F4用は12月に実施する。

ズーム「F8/F4」がアップデートでAMBEO VRマイクに対応

この最新ファームウェアを適用することで、F8/F4でAMBEO VRマイクで収音された360度音声(Ambisonics方式)の信号モニタリングが可能になり、AMBEO VRマイク内蔵の4つのマイクカプセルのゲイン調整が1つのノブで同時に行えるようになる。これにより、VRコンテンツ収録現場でのモニタリングや録音レベルの調整が、より簡単かつスムーズに行なえるようになるとしている。

「AMBEO VRマイク」

ゼンハイザーAMBEO担当取締役Veronique Larcher氏は、「ズームがVRパートナーシップの一環でAMBEOに対応してくださったことを喜ばしく思います。AMBEO VRマイクのA-BコンバータをF8/F4に搭載することにより、VRコンテンツクリエイターはこれまで以上に便利で簡単にVRコンテンツを制作できることとなりました」とコメントしている。

一方、ズーム代表取締役CEO飯島雅宏氏は「私どもズームでは、オーディオレコーディングの新たなテクノロジーについて、常に深い関心を寄せております。VRオーディオの世界は将来性が見込まれ、ゼンハイザーAMBEOとの提携による革新的なVR録音ソリューションを、プロフェッショナルを含む幅広いF8/F4ユーザーの皆様にご提供できることを嬉しく思っております」と述べている。

また、今回の「AMBEO for VR」パートナーシップへの参加表明にあわせて、両社は9月15日からアムステルダムで開催されている国際放送機器展「IBC 2017」にて、F8/F4とAMBEO VRマイクを組み合わせたデモ用セットを展示している。

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