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公園をテーマに、より開かれた施設へ

“ソニーパーク”をいち早く体感できる。銀座ソニービル「It's a Sony展」Part-2、あすスタート

公開日 2017/02/21 17:29 編集部:川田菜月
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東京・銀座ソニービルにて開催されている「It's a Sony展」。明日2月22日(水)からは、“都会の真ん中のパーク”をコンセプトにしたPart-2の展示がスタートする。今回メディア向けにその展示内容が事前公開された。

ソニービル建替にあたってのカウントダウンイベント「It’s a Sony展」。2月22日からはPart-2の展示がスタートする

「It’s a Sony展」は、2017年4月から予定されている銀座・ソニービル建替えに際してのカウントダウンイベント(公式サイト)で、Part-1と位置づけたイベント前半では、ソニー創業以来の製品や当時の広告などを展示。ソニーの「歴史」をテーマとして展開した。これまでにのべ96万人が来場したとのこと。

明日2月22日(水)から始まるPart-2では、ソニービルの「未来」をテーマとして『街に開かれた施設』を体感できる空間作りを実施。2018年夏にオープン予定の「銀座ソニーパーク」の構想を一足先に楽しめるようになっている(関連ニュース)。

「銀座ソニーパーク」を一足先に体験

ビル内は1階〜4階までのフロアに人工芝が敷き詰められ、各階のフロアにはベンチが1台ずつ設置されており、公園のような雰囲気になっている。それぞれワークショップやミニライブ、大道芸などイベントも随時行っていく予定で、詳細はウェブにて告知されるとのこと。

まさに「公園」のイメージで、行ってみたら何かやっている!というようなワクワクする場所にしたいとのこと

東京、横浜、NYなどなど様々な街の様子をイメージしているという

1階には「銀座ソニーパーク」のイメージ模型を設置し、壁面で本展示の概要が紹介される。数寄屋橋の交差点に面して大きく窓が開けた2階には、Part-1で行われたトークイベントなどが記事化されたJournal紙がvol.1〜5まで用意されている。

「銀座ソニーパーク」のイメージ模型

Part-1でのトークイベントなどがJournal紙に


筆者が初めてソニービルに来たのは2006年秋。ウォークマンSシリーズのノイキャン機能を体験できるイベントで、当時はこの2階が森のような空間になっていた

Part-1と大きく変わって全フロアを通して一切の製品展示などはなく、ソニービルの独特な花びら構造を生かして、外側の壁面には横幅約120mのウォールアートが展開されている。


フロアに設置されたSONYロゴがお出迎え。ソニービルの絵からウォールアートがスタート
ウォールアートは1人の手で描かれたもの。期間中に不定期でライブペインティングも実施する予定で、訪れるたびに徐々に絵が広がっていく様を楽しむこともできる。


メディア向け公開中にもライブペインティングが!

本アートの制作には1ヶ月弱かかっているという
また、途中にある木のイラスト部分には配布される木の葉のシールを好きなように貼ることができ、来場者も一緒にアートを作り上げるような体験ができる。


木の葉シールを来場者に配布。緑がいっぱいになる様子が楽しみ。このスペースがいっぱいになったら別の箇所で継続するかもとのこと
ウォールアートの中に隠されたキーワードを集めるとオリジナルステッカーがもらえるイベントも開催。細かく壮大なアートなので探すのはなかなか難しいが、ヒントとしては「SONY」の文字の近くにキーワードが隠されているとのことだ。

思いのほか見つけるのが本当に難しいが、どこかの階でスパイダーマンは発見

各階層には合計15台のプロジェクターを設置。プロジェクトマッピングのような形で、絵に合わせた色付けや動く背景画像などを投影する。プロジェクターは同期しており、13分間隔で映像をリピート。階を進めるごとに朝〜夜の風景に移り変わっていく様子が楽しめる。


キラキラと光る夜の街風

この寺のイラストのスペースが個人的に印象に残った
内側には階段状の“パークの木琴”を展開。314本のカンバス材で造られており、5分程度の間隔でソニービルスタッフが木の球を転がして音楽が鳴る仕組みになっている。楽曲はルイ・アームストロングの「What A Wonderful World」。


筆者も木の球を転がしてみたが、勢いありすぎて落下。優しさを持ち寄る必要がありそう

休符は音が出ないようにしてあったりなど、細かな工夫が施されている
展示階の一番上にあたる4階のフロアでは、Part-1から引き続きソニービルへの期待や思いを書き込めるスペースを用意。これまでの書き込みも壁一面に貼り付け展示されている。同フロアには後日販売される予定のソニービル外壁も展示。ここで注文することも可能とのこと。


ソニービルへの思いを書き込もう!

壁一面に貼られたこれまでの来場者の声、ソニービルが愛されている証拠
さらにその上の階では、『DAVID BOWIE is 〜プレミアム・トークショー〜』などを実施予定。アンケートも用意され、回答した方にオリジナルステッカーがプレゼントされる。なお、地下のスペースは各テナントやソニーのブランド発信の場として店舗の展開を広げていく予定とのことだ。


アンケートやキーワード探しでもらえるステッカー

ソニービルの外壁が購入できる!


地下鉄のソニービル出口前。目の前の階段を上がるとソニービルに直結している
また、こちらもPart-1から人気のカプセルトイコーナーも設置。ソニー歴代製品のオリジナルラバーストラップを全21種類用意し、毎月5種類のデザインが入れ替わる予定。なお、1人につき購入は1日1回までとなる。


ソニービルのラバーストラップは人気。筆者はプレステ初代機が欲しい

2月22日スタートのカプセル中身は全6種
Part-2の展示について、フロアを案内してくれたソニーPCL(株)コーポレートサービス事業部 プロデューサーの小塚悠介氏は、「“ソニーパーク”になるにあたって、どんな風に展開されるのかワクワクし、期待してもらえるような展示にしたい」とし、「製品展示などがなくスペースに余白を作ることで、様々なイベントや参加型アートの変化を楽しんでもらえたら」と語る。

ソニー(株)ブランドデザインプラットフォームGSPプロジェクト室の佐々木康浩氏/左、ソニーPCL(株)コーポレートサービス事業部プロデュース部スペースクリエイション課プロデューサー・小塚悠介氏/右

ソニー(株)ブランドデザインプラットフォーム・GSPプロジェクト室の佐々木康浩氏は、2018年夏オープン予定の「銀座ソニーパーク」の展開を「変化し、挑戦し続ける“ソニー”を体現する形」とし、「新しいソニービルは“パーク(公園)を上に持ち上げる”というコンセプトがあり、建設が完成する前に「パーク」という部分をいかにして体現するかの挑戦、と語った。

ソニー創業者の盛田氏が「ソニースクエア=庭」として建設したソニービルを継承しつつ、より開かれた“銀座の入り口”として「ソニーパーク=公園」を機能させたいとし、そうしたソニービルの未来を体験できるイベントとして「It's a Sony展」Part-2の展示も楽しんでもらいたいとした。

「It’s a Sony展」イベント概要
会場:ソニービル (東京都中央区銀座5-3-1)
期間:2016年11月12日(土)〜2017年3月31日(金)
《Part-1》2016年11月12日(土)〜2017年2月12日(日)終了
《Part-2》2017年2月22日(水)〜2017年3月31日(金)
時間:11:00〜19:00 ※営業時間は変更の可能性あり
料金:入場無料

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