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1000時間を超えるコンテンツを展開

Netflix、'17年配信コンテンツを発表。『野武士のグルメ』『STAR TREK』など、アニメも強化

公開日 2016/12/14 12:50 編集部:押野 由宇
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Netflixは、2017年に配信する予定のコンテンツラインナップについて発表会を実施。同社代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏や、同社コンテンツチームなどが今後の展開を語った。

Netflix2017年コンテンツラインナップ発表会

2015年9月にサービスを開始したNetflixは、現在190ヶ国以上で映画やドラマ、オリジナルコンテンツなど幅広いタイトルを配信しており、2017年には1,000時間を超えるオリジナルコンテンツを配信する予定としている。また、その内容はオリジナルコンテンツにかぎらず、そのほかアニメをはじめとするライセンス作品についても展開を続けていくという。

Netflix代表取締役社長グレッグ・ピーターズ氏

グレッグ氏は「Netflixは世界中で使えるサービスを目指して、どこに住んでいても、どこを旅していても楽しめる。そういった世界最大規模のサービスを実現しています。ダウンロード機能も開始し、飛行機での移動中などインターネットが使えない環境でもコンテンツを楽しんでいただけるようになりました」と最近のアップデートについて語った。

さらにグレッグ氏はコンテンツについても言及。「見たい時に、見たいコンテンツに出会うことができるなら、世界中の人はコンテンツに目を向ける。我々はスタート地点に立ったばかりだと考えています。今後も質・量ともに重視して、世界中のクリエイターと協力して独自のコンテンツを製作し、2020年までには世界最大のコンテンツクリエイターを目指します」と述べ、さらにコンテンツを強化することを強調した。

以下は配信予定コンテンツの一部。

・アルティメット・ビーストマスター(バラエティ、2017年2月24日)
・Santa Clarita Diet(ドラマ、2016年2月3日)
・野武士のグルメ(ドラマ、2017年3月17日)
・STAR TREK:DISCOVERY(ドラマ、2017年5月)
・Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜(明石家さんま企画・プロデュースドラマ、2017年夏)
・Marvelディフェンダーズ(ドラマ、2017年)
・Girlboss(ドラマ、2017年)
・Mindhunter(ドラマ、2017年)
・Okja(映画、2017年)
・War Machine(映画、2017年)
・Death Note(映画、2017年)
・First They Killed My Father(映画、2017年)
・Bright(ウィル・スミス主演映画、2017年)
・BLAME!(アニメ映画・HDR、2017年)
・CYBORG009 CALL OF JUSTICE(アニメ、2017年初春)
・リトルウィッチアカデミア(アニメ、2017年1月9日)

このほかにも多数のコンテンツが配信を予定されている。

日本の作品が世界で配信されるということについてグレッグ氏は「日本のクリエイターにとってもチャンスとなるのでは」とコメント。「世界の観客に向けて、日本のコンテンツを提供できます。例えば『火花』は、フランス、シンガポール、ハリウッドのバラエティ誌からも『洗練された映画的なテイストで製作されており、上質を好む視聴者に向けたコンテンツとなっている』と評されました」と紹介した。

続けてグレッグ氏は海外での反応についても紹介した。「こうしてメディアに評価されるのも嬉しいことですが、世界中の視聴者に受け入れられていることがより喜ばしい。実際、『火花』は50%が海外の視聴者となります。また同じく『深夜食堂』は香港、韓国などアジア圏だけでなく、インドや中東でも話題となっており、90%以上が、日本以外の視聴者で占められています」。

また日本の視聴者についての重要性についても言及。「日本のコンテンツを世界に発信することに力を注いできたが、国内の視聴者を満足させることも考えています。日本の視聴者がどのようなコンテンツ、サービスを望んでいるのかを学んできました。その結果として、立ち上げ時からコンテンツを3倍ほど増やしています。来年にはパートナーが増えます。最終的には、日本でコンテンツ製作を行うありとあらゆる会社、クリエイターと組みたいと考えています」。

コンテンツ ディレクターのジュリアン・ライハン氏

コンテンツ ディレクターであるジュリアン・ライハン氏は、これから配信予定のコンテンツについて紹介した。「コンテンツの取り扱いについて、オリジナルかライセンスかの量的なバランスはそれほど考えておらず、インパクトのある面白い作品であるかを重視しています」という。また「日本のコンテンツではドラマや映画もそうですが、アニメの力が大きい。これからは子供向けだけでなく、大人向けのアニメも製作、配信していきたい。またNetflixでしか見れないアニメ作品も増えてくると考えています」とも述べた。

HDR対応について、国内の配信作品では『火花』『シドニアの騎士』がHDR対応となっているが、今後の作品では『野武士のグルメ』『BLAME!』が対応の可能性があるという。海外作品については、既存タイトルやこれから制作するタイトルについて「継続してHDR対応を進めていく」としている。

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