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「透明ディスプレイ」や「人体通信応用デバイス」なども

<CEATEC>パナソニック、“椅子に座るだけでコンポやPC電源オン”などIoTの未来像を披露

公開日 2016/10/03 21:07 編集部:小野佳希
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IT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2016」の開幕を明日10月4日に控え、プレス向けに一部のブースが事前公開された。パナソニックは、ショーウィンドウなどに組み込み映像表示できる「透明ディスプレイ」など、IoTで変わる未来の社会像について様々な展示を行っている。

透明ディスプレイのデモ

小型発電技術と無線技術を組み合わせた「電池レス無線スイッチ」は、押した力で発電し、情報を端末に送信できるというデバイス。椅子に組み込んで、座る行為に連動してパソコンやコンポ、照明が連動してスイッチオンになるといった、日常動作で機器操作を行えるIoTサービストリガーとしての活用デモを披露している。

電灯は消灯、PCはスリープ、コンポは電源オフの状態で椅子に座ると各機器が一斉に起動。音楽も自動再生されるデモを体験できる

電池レス無線スイッチの活用イメージ

触るだけで各種機器の認証や通信を可能にする、電解通信技術を応用した「人体通信応用デバイス」もデモ。同技術を応用すれば、将来的に例えばレコードやCDに触れるだけでコンテンツを視聴できたり、握手をしただけで名刺データを相手に伝えるなどといったことが可能になるという。

装置を身に着けてコンパニオンと握手するとコンパニオンのスカートのLEDが点灯するデモ

人体通信応用デバイスの活用イメージ

また、ブレ補正と被写体追尾機能に特化したカメラスタビライザーを実現できるという「3Dアクチュエータ」も披露。業界初の1モーター3軸同時駆動、かつ広範囲レンズ鏡筒補正を実現し、画質劣化がないほか、広い制御角度によって激しい揺れにも対応し、かつ高速応答でメカ振動にも対応するという。また、レンズ鏡筒ブレ補正と画像処理を組み合わせることにより、被写体を追跡することも可能。小型かつ追尾機能を実現できることから、ドローンやスポーツ用ビデオカメラなどで用途を想定しているとのことだった。

3Dアクチュエータ


オリンピックを長年サポートしていることもアピール

カメラシェアリングサービス「PAN」。観光施設に常設したカメラで撮影した写真をクラウドにアップロードし、ユーザーは後からIDとパスワードでダウンロードするという仕組み

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