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Wi-Fiチューナーを2万人に無料配布

「i-dio」正式オープン。ネットでのサイマル配信開始/東海地域へエリア拡大

公開日 2016/07/01 18:55 編集部:小野佳希
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地上アナログ放送停波で空いた周波数帯域を使って行われる新放送サービス「i-dio(アイディオ)」が、本日7月1日よりグランドオープン。インターネットでのサイマル配信も開始したほか、受信チューナーの無料配布第3期の応募受付も開始した。また、東海エリアに放送エリアを拡大し、ローカルチャンネル「TRAN・J(トラン・ジェイ)チャンネル」をプレ開局させた。


i-dioは、地上アナログ放送停波で空いた周波数帯域を使って行われる「V-lowマルチメディア放送」のサービス名称(関連ニュース)。3月から福岡、大阪、東京の3都市でサービスインしていたが、正式オープンを迎えた格好だ。

放送を受信する「i-dioアプリ」をバージョン2.0にアップデート。インターネットでのサイマル配信を受信可能な「インターネット受信モード」に対応した。

インターネット受信モードを利用すれば、i-dio受信用のチューナー不要でサービスを聴取可能。インターネット経由の受信であっても、放送波と同じ高音質のデジタル放送を楽しめるとしている。

7月時点でインターネット受信モードを利用できるのは、関東・甲信越の1都9県、近畿(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)、九州・沖縄(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)、東海・北陸(富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重)の31都県。受信できるのは、そのエリアで放送しているチャンネル(一部を除く)になる。なお、インターネット受信モードは動画並みのパケット通信を行うため、自宅のWi-Fiなどの利用をすすめている。

なお、TOKYO SMARTCASTが提供する「TS ONE」チャンネルを、より一層楽しめるというアプリ「TS PLAY」も提供。TS ONEは上記i-dioアプリでも聴取できるが、TS PLAYアプリでは、オンエアと連動したアーティストや楽曲の情報、ジャケット写真など、さらにリッチな情報を受け取ることができる。なお、リリース時はTS ONE専用だが、7月中旬、全チャンネルの受信が可能になる予定。

加えて、ドライバー向け放送局「Amanekチャンネル」専用アプリも7月中に提供する予定。現在地にあわせて15分先を伝えるドライブ天気予報やドライブ情報を、自動音声読み上げ(TTS=Text To Speech)でユーザーへ届ける。また、Bluetooth通信やUSB接続により、Amanekチャンネルをカーオーディオで楽しる。

Wi-Fiチューナーの無料モニターは8月末が応募締め切り。サービスを受信できる福岡、東京、大阪、東海の一部で合計2万人にチューナーを無料配布する。

加えて、7月には、移動体(自動車)向けに設計された、「i-dio車載対応TunerBox」もリリース。フィルムアンテナをフロントガラスに貼ることで、高感度での受信を実現するという。

東海地方でのプレ放送は、愛知、三重、岐阜の一部で提供開始。TRAN・Jチャンネルは、中日本マルチメディア放送が実施する、東海・北陸広域圏限定のオリジナルチャンネルで、地元のジャパンエフエムネットワーク加盟7局制作による番組のほか、@FM(FM AICHI)の番組を放送する。

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