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ミックスウェーブ、くみたてLab.、WAGNUS.も

<ポタ研>SHURE「KSE1500」やラトックの11.2MHz DSDバランスアンプに注目集まる

2016/02/13 編集部:杉浦 みな子
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フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポータブルオーディオ研究会 2016冬(ポタ研)」が中野サンプラザで開催された。本記事では、完実電気/ミックスウェーブ/くみたてLab./WAGNUS./バンナイズのブース出展内容をレポートする。

■完実電気

完実電気のブースでは、同社が取り扱うブランドからSHURE、オルトフォン、スタックス、ラトックシステム、フューレンコーディネート等の製品が出展されていた。

SHUREブランドは、同社初のコンデンサー型イヤホン「KSE1500」をメインにした試聴デモを実施。昨秋の発表時から注目を集めていたモデルだが、今回のポタ研でもその話題性は続いているようで、多くの来場者が試聴に訪れていた。

現在も話題を集めるコンデンサー型イヤホンKSE1500(左)。ポータブルアンプSHA900(右)も

ラトックシステムからは、前日に発表されたばかりのDSD 11.2MHz対応USB-DAC搭載ヘッドホンアンプ「RAL-DSDHA5」を出展していた。5パターンの出力モードも備える製品で、入力にはUSBと光デジタルを装備しており、最大384kHz/32bitまでのPCM、11.2MHzまでのDSDに対応している。同社がポータブルアンプの開発で培った技術を投入することで、小型化を実現したことも特徴となる。そのほか、STAXは同社のトップエンド「SR-009」や新製品「SR-L700」、オルトフォンはリケーブル「e-C7S」「e-C8S」、フューレンコーディネートは2月24日発売のNuPrime製A級ヘッドホンアンプ「HPA-9(関連ニュース)」などを出展していた。

RAL-DSDHA5をソニーヘッドホンと組み合わせてバランス駆動


STAXは同社のトップエンド「SR-009」や新製品「SR-L700」などを出展

オルトフォンは、リケーブル「e-C7S」「e-C8S」をラインナップ

■ミックスウェーブ

ミックスウェーブのブースでは、同社が取り扱う1964 EARS、64 AUDIO、ALO audio、Beat Audio、Campfire Audio、Cypher Labs、JH Audio、Unique Melodyなど各社製品を一挙に展示。「Triple.Fi 10(Triple.Fi 10 Pro)」の誕生10周年を記念したモデルとして話題になったJH Audio「TriFi」なども含むイヤホン各種のほか、イヤホン交換ケーブルの比較試聴も行えるブースを展開していた。

こちらは64 AUDIOの「A10」。なお、この機体はミックスウェーブ宮永氏の私物

64 AUDIOのキャリングケース


その他にもALO audioやBeat Audioなど、取扱い製品がずらり

■くみたてLab.

くみたてLab.は、同社のカスタムIEM「サンカ」「アカラ」のMK2モデルを参考出展していた。いずれもマルチウェイでドライバーにバランスドアーマチュア型を採用するが、MK2モデルとして“BAドライバーでダイナミックのような低域特性を得る”を目標にチューニングを施していることが大きな特徴となる。

サンカMK2

アカラMK2

同社スタッフによれば「低域の特性を変えることにあわせて高域の伸びも高めている」とのことで、実際に試聴した来場者からも「驚いた」という感想がきかれているそうだ。2機種とも今春の発売を予定している。

その他、ブース内には人気のイヤモニ各種や、美しさに定評のあるフェイスプレートが展示されていた


■WAGNUS.

WAGNUS.は、イヤホン用交換ケーブル「Frosty Sheep」をメインにアピールしていた。昨年のポタフェスでも出展されていた、同社製リケーブルのハイエンドモデル。純度の高い第一種OFC導線を採用し、1本1本に銀メッキ処理を施したものを60本使用しており、それを4本撚り合わせた構成としている。原音に忠実なモニータライクな再生を目指した「Mastering edition」と、オーディオ的な傾向を持たせた「Emotional edition」の2種類をラインナップしている。

Frosty Sheep。左がMastering editionで、右がEmotional edition


■バンナイズ

バンナイズは、同社が手掛けるヘッドホン/イヤホン用ケース製品の販売ブースを展開していた。多くの来場者が製品を購入するために会場を訪れていた。

人気が高いバンナイズのイヤホンケース

今回も販売ブースを展開していた

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