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高/低域を単体で音量調整できるイヤモニも

<ポタフェス>Ultimate Earsが“ハイレゾ向け”に手掛けた新カスタムIEM登場

2015/12/19 編集部:杉浦 みな子
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e☆イヤホン主催のポータブルオーディオイベント「ポタフェス 2015」が、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催されている。本記事では、Ultimate Ears/LIVEZONE R4/NOBLE AUDIO/WAGNUS./くみたてLab/Sensaphonicsの出展内容をレポートする。

■Ultimate Ears

Ultimate Earsは、本日発売開始したカスタムIEMの最新モデル「UE Pro Reference Remastered(関連ニュース)」の試聴デモを実施している。

UE Pro Reference Remastered

本機は、Ultimate Earsが“ハイレゾ再生”を意識して開発したという最新カスタムIEMで、スタジオリファレンス用にラインナップされた従来モデル「UE Reference Monitor」の後継機にあたる。同製品と同じく、引き続き米国キャピトル・スタジオとの協業によって開発された。

UE Pro Reference Remasteredのケースなど同梱品

キャピトルスタジオの写真集がついてくる


ブース内には、UE BOOMなどBluetoothスピーカーも展示

■LIVEZONE R4

イタリアのカスタムIEMブランド LIVEZONE R4からは、 現在開発中というカスタムIEMの新モデルが参考出展されている。仕様詳細は一切公開していないが、フェイスプレートの表面に、高域と低域の音量調節スイッチを設けていることが特徴。高域部を3dB、低域部を6dBの幅で調整することができる。

LIVEZONE R4の開発中カスタムIEM

高域部を3dB、低域部を6dBの幅で調整できる

現時点で型番等は決まっていないが、年明けにも製品化を目指しており、価格は23〜24万円程度を予定しているとのこと。

LIVEZONE R4ブースのようす


■NOBLE AUDIO/WAGNUS.

WAGNUS.のブースでは、同社が取り扱うNOBLE AUDIOのカスタムIEM“Kaiser”シリーズのほか、WAGNUS.ブランドから展開しているイヤホン用交換ケーブルの新モデル「Frosty Sheep」が参考出展されていた。

Frosty Sheep

純度の高い第一種OFC導線を採用し、1本1本に銀メッキ処理を施したものを60本使用しており、それを4本撚り合わせているというハイエンドモデル。コネクター部のデザインにもこだわっており、ネイルアートなどで使用される樹脂を採用した美しい装飾を施している。2月発売を予定しており、価格は11万円程度になる見込み。

コネクターの装飾にもこだわっている

また、NOBLE AUDIOのユニバーサルモデルを取り扱う宮地商会のブースも隣接しており、最新機種「KAISER10 UNIVERSAL」アルミニウムハウジングモデルの試聴デモも行われている。

KAISER10 UNIVERSALのアルミハウジングモデル


■くみたてLab

くみたてLabのブースでは、人気が高い同社のカスタムIEM製品が一挙に用意されているほか、本日発売開始したイヤホン用交換ケーブルの新モデル「BLAU」も出展している。

くみたてLabブースのようす。カスタムIEM各種がずらり

BLAU

水色の外観が特徴的なBLAUは、導線に銀メッキ銅OFCを採用するモデル。取り回しを良くするため、本体のしなやかさを高めている。価格は19,800円。

BLAUをイヤホンに装着したところ


■Sensaphonics/J-phonic

Sensaphonicsのブースでは、カスタムIEMを装着した際に耳の中で鳴っている音量を計測できる「dBチェッカー」を参考出展している。

Sensaphonicsブースのようす

dBチェッカー

聴覚を保護するため、危険領域にある音量を警告できる製品で、加えて外部の環境音量を計測することも可能。主にレコーディングエンジニアやスタジオミュージシャン向けに提供するもので、日本では来春の発売を予定している。

マイケル・サントウッチ氏

なお、Sensaphonicsブランドの大きな特徴の1つとして、以前より耳の安全性に配慮したカスタムIEM開発を行っていることが挙げられる。今回のイベントにあわせて来日していた米Sensaphonics 代表のマイケル・サントウッチ氏は、「どんなに良い音楽でも、それを聴く耳自体がおかしくなってしまっては意味がありません。私たちは、いかに聴覚を守ることが大事かをアピールするために活動し、耳の安全性に配慮した製品を作っています」と語った。

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