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アトモス対応イネーブルドスピーカーも

ELAC、A.ジョーンズ氏開発「Debut Line」を発売。BT対応サブウーファーなど7モデル

2015/11/02 編集部:小澤 麻実
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ユキムは、名エンジニア アンドリュー・ジョーンズ氏が手掛けた初のELAC製スピーカー「Debut Line」を11月21日から順次発売することを正式発表した。なお、販売は特約店でのみ行うとのこと。店舗一覧は今後同社サイトでアナウンスされるとのことだ。

「Debut Line」は、TADやKEFでスピーカー開発を手がけてきたアンドリュー・ジョーンズ氏が開発に携わったエントリーモデル。9月のインターナショナルオーディオショウでも披露していた(関連ニュース)。いずれも氏によってデザインされたトゥイーターやウーファーを搭載しているのが特徴だ。

ラインナップはブックシェルフスピーカー、フロアスタンドスピーカー、センタースピーカー、サブウーファー。ユニークなラインナップとして、ドルビーアトモス用のイネーブルドスピーカーや、Bluetooth対応でアプリで音場調整ができるサブウーファーなども用意している。各製品の詳細は以下のとおり。


・ブックシェルフスピーカー B6 ¥70,000(ペア/税抜)
・ブックシェルフスピーカー B5 ¥55,000(ペア/税抜)

B6

B6の背面部


B5

B5の背面部
どちらもクロスドームトゥイーターとアラミドファイバーウーファーを搭載した2ウェイバスレフ型スピーカー。違いはウーファーの大きさとキャビネットの大きさとなる。

「B6」は165mm、「B5」は135mmのアラミドファイバーウーファーを搭載。優れた減衰特性を有するとともに、強度も増すことでフレキシビリティとスムーズに伸びた周波数特性を実現したという。

また、深い楕円形にかたどられたカスタムデザインのウェーブガイドを搭載。外部要因から干渉されないダイレクトなコントロールを実現し、キャビネットの回折からトゥイーターの表面を守る役割も果たしているとのことだ。

オーディオグレードのコンポーネントで構成されカスタムされた6つの要素のクロスオーバーを搭載。

「B6」は再生周波数帯域は44〜20,000Hzで、クロスオーバー周波数は3,000Hz。インピーダンスは6Ωで、感度は7dB(2.83v/1m)。キャビネットはMDF製でブラックのグロス仕上げ。外形寸法は216W×356H×254Dmm。質量は未定。

「B5」は再生周波数帯域は46〜20,000Hzで、クロスオーバー周波数は3,000Hz。インピーダンスは6Ωで、感度は85dB(2.83v/1m)。キャビネットはMDF製でブラックのグロス仕上げ。外形寸法は200W×324H×222Dmm。質量は未定。「世界中の手頃な価格帯のスピーカーの中でも最も価値のあるサウンドを再現するモデル」とアピールされている。


・フロアスタンドスピーカー F5 ¥125,000(ペア/税抜)


F5

F5の背面部
2.5ウェイバスレフ型スピーカー。
1インチのクロスドームトゥイーターに加え、ミッドレンジとウーファーに135mmのアラミドファイバーを1基ずつ搭載。キャビネット内部は水平補強を入れて3セクションに分けることで、キャビネットの強度を向上するとともに不要振動を低減している。各ユニットごとに背面にポートを設けている。

再生周波数帯域は42〜20,000Hzで、クロスオーバー周波数は250Hz/3,000Hz。インピーダンスは6Ωで、感度は87dB(2.83v/1m)。キャビネットはMDF製でブラックのグロス仕上げ。外形寸法は200W×965H×222Dmm。質量は未定。


・センタースピーカー C5 ¥40,000(税抜)

C5

C5の背面部

135mmアラミドファイバーウーファー2基と、1インチのクロスドームトゥイーター、楕円形カスタムウェーブガイドを搭載した2ウェイバスレフ型スピーカー。キャビネット内部は縦の補強をふたつ入れることでキャビネットの剛性を強化している。

再生周波数帯域は48〜20,000Hzで、クロスオーバー周波数は3,000Hz。インピーダンスは6Ωで、感度は87dB(2.83v/1m)。キャビネットはMDF製でブラックのグロス仕上げ。外形寸法は476W×200H×222Dmm。質量は未定。


・イネーブルドスピーカー A4 ¥50,000(ペア/税抜)※本機のみ12月末発売予定

A4

A4の背面部

スピーカーの上部に設置し、ドルビーアトモスの上部方向の音データを再生するための密閉型スピーカー。アンドリュー・ジョーンズがデザインしたカスタム・コンセントリック・ドライバーを搭載している。これは5インチのポリマードーム型トゥイーターと、4インチのアラミドファイバーコーンウーファーを使った同軸ドライバー。「類い希なるオーディオ体験とスムーズでさらに伸びたレスポンスを実現」するとアピールされている。

再生周波数帯域は180〜20,000Hzで、クロスオーバー周波数は5,000Hz。インピーダンスは6Ωで、感度は85dB(2.83v/1m)。キャビネットはMDF製でブラックのグロス仕上げ。外形寸法は200W×123H×222Dmm。質量は未定。



S10

S10の背面部
・サブウーファー S10 ¥55,000(税抜)

250mmのカスタムロングドライバーを搭載したバスレフ型ウーファー。内蔵アンプは出力200Wで、アナログ・アンプの音質の良さとデジタル・アンプの高効率を併せ持つBASHテクノロジーを採用している。

再生周波数帯域は35〜150Hzで、クロスオーバー周波数は50〜150Hz。信号入力を感知して自動で電源のON/OFFを行う機能も搭載している。キャビネットはMDF製でブラックのグロス仕上げ。外形寸法は343W×343H×343Dmm。質量は12kg。


・Bluetooth対応サブウーファー S10EQ ¥100,000(税抜)

S10EQ

S10EQの背面部

250mmのカスタムロングドライバーとパッシブラジエーターを搭載したバスレフ型ウーファー。内蔵アンプは出力400Wで、アナログ・アンプの音質の良さとデジタル・アンプの高効率を併せ持つBASHテクノロジーを採用している。キャビネットは中心に補強を施し、剛性を上げ不要振動を低減するとのこと。

最大の特徴は、「SUB2070」(関連ニュース)と同じくiOS/Androidアプリ「SUB Control」を使用して音質調整が行える点だ。

「SUB Control」を使用して音質調整が行える

本アプリをインストールしたスマホ/タブレットと「S10EQ」本体をBluetooth接続することで、アプリからの音質設定が可能となる。Wi-Fi設定等は必要ない。

アプリには、「Normal」「Music」「Cinema」「Night」の4種類の音質モードを搭載。「パラメトリック・イコライザー」「ローパス・フィルター」などの調整機能も装備する。ボリューム調整や周波数のカットオフ、位相切り替え、電源のオートオン/オフも本アプリから設定できる。

また、「オート・キャリブレーション(自動音場補正)」機能を搭載。iPhone/iPadやAndroid端末のマイクでサブウーファーから発信されるテスト音声信号を採取し、部屋環境のボリューム、周波数特性、音の反射量を測定してアプリ上で正確にデータ補正し、音場調整を自動で行うというもの。20Hz〜160Hzの低域のみで16バンドという細かいセッティングに対応している。


再生周波数帯域は28〜150Hzで、クロスオーバー周波数は50〜150Hz。信号入力を感知して自動で電源のON/OFFを行う機能も搭載している。キャビネットはMDF製でブラックのグロス仕上げ。外形寸法は343W×343H×343Dmm。質量は15.3kg。

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