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Ultra HD Blu-rayプレーヤーは語られずモック展示のみ

<IFA>パナソニック、4K対応湾曲有機ELテレビ「TX-65CZ950」を10月に欧州で発売

2015/09/03 編集部:小澤 麻実
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9月2日から始まったIFA2015のプレイベント。パナソニックは現地時間2日15時からプレスカンファレンスを開催した。

CE関連製品についてはアプライアンス社の本間哲朗氏がプレゼンを行った

AV関連の目玉は、4K対応の65型湾曲有機ELテレビ「TX-65CZ950」。10月に欧州向けに発売され、価格は未定。今年のCESなどで参考出展されていたモデル(関連ニュース)の製品化が決まった格好だ。パネルの製造メーカーは非公開。

4K対応の65型湾曲有機ELテレビが「TX-65CZ950」として製品化


湾曲型で、非常に薄い筐体
ポイントは、色表現の正確性を追求した点。4Kスタジオマスタープロセッサーを搭載し、DCIカバー率90%以上を実現。プラズマテレビで培った技術を投入したほか、ハリウッドのカラリストによるチューニングも行われている。有機ELテレビとして初めてTHX 4K Display認証を取得。HDRにも対応予定だ。

4Kスタジオマスタープロセッサーを搭載し、DCIカバー率90%以上を実現


THX 4K Display認証を取得。HDRにも対応予定だ
デザインはハイエンド家具からインスピレーションを得たとのことで、自発光方式ならではの薄さを活かしつつ、背面に高級車の内装にも使われるアルカンターラ材を使用している。

背面に高級車の内装にも使われるアルカンターラ材を使用

ただしこのモデル、日本での展開予定はないという。


「Ultra HD Blu-ray」関連製品については詳細は語られず

なお4K対応の次世代ブルーレイ規格である「Ultra HD Blu-ray」関連製品については、プレスカンファレンス内では言及されなかった。ブース内にプレーヤーのモックアップが置かれていたのみ。製品化の時期は未定で、スペックについても「先日発表された規格を満たすスペックは有しているが、これから認証申請する段階なので」(同社甲野氏)とのこと。パナソニックとしてUHD-BDプレーヤーの開発は行っているものの、具体的な発表はまだできないのが現状ということのようだ。

UHD-BDプレーヤーについて、カンファレンスでは言及なし。ブース内に高輝度パネルの試作機と一緒に置かれていた


4K PHOTOに撮影後フォーカス調整機能が来春登場

3,840×2,160画素の連続した「秒間30コマ連写」の1コマを写真として切り出せる「4K PHOTO」に、撮影後にフォーカスを変えられる機能が登場。来春のソフトウェアアップデートで実装されるとのことだ。


スマートホーム関連製品を大きくアピール

今年のプレスカンファレンスで大きく時間が割かれていたのは、コネクティビティを活用したスマートホーム関連製品(キッチン周辺製品や洗濯機、体調等の情報を表示できるミラー型モニターなど)。4G回線対応の監視カメラ「Nubo」では、Allianzと提携してサービスを行うことがアナウンスされた。

スマートホーム関連製品を大きくアピール。

センサー技術等を組み合わせて体調等の情報を表示できるミラー型モニター


4G回線対応の監視カメラ「Nubo」では、Allianzと提携。Panasonic EuropeのCEO laurent Abadie氏(右)とAllianzのJacques Richier氏(左)が登壇した


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