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分散型Web実行プラットフォーム技術活用

ひかりTVのネットブラウザがクラウド対応。表示速度約2倍&スマホ連携強化も

公開日 2015/08/27 15:13 編集部:杉浦 みな子
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(株)NTTぷららは、「ひかりTV」の対応チューナー「ST-3200」「ST-4100」「AM900」で使用できるインターネットブラウザを、本日8月27日より順次クラウド対応させる。

ひかりTVでは、映像配信サービス、クラウドゲーム、ショッピングなどさまざまなスマートテレビ対応サービスを展開しており、テレビ画面上でインターネットのホームページ閲覧が行える。これまでは、ホームページを表示させる際にひかりTV対応チューナーでホームページの描画処理を行っていたが、今回のクラウド対応によりサーバー側で描画処理を行う仕様とした。これによって、ホームページの表示が約2倍に高速化されたという。

また、専用アプリ「ひかりTVブラウザ」を利用することで、テレビ画面上のホームページ表示を、同時にスマホ/タブレット側で連携して表示/操作することも可能となった。このモバイル機器との連動は宅外からでも可能で、遠方に住む家族と同時に同じホームページの表示画面を共有し、写真を共有したりショッピングの商品・価格などを一緒に確認したりするといった使い方もできる。

なおひかりTVでは、今回のクラウド化と同時に、インターネットブラウザのデザインを刷新し、新機能も追加。新たにブックマークやサジェスト検索などに対応し、パソコンに近い操作感で使用できるようにブラッシュアップした。モバイル機器から、ブックマークの共有も行える。

スマホ/タブレット側で連携して表示/操作できるようになった

今回のひかりTVインターネットブラウザのクラウド対応は、日本電信電話(株)の「分散型Web実行プラットフォーム技術」を活用したもの。「分散型Web実行プラットフォーム技術」とは、NTTが策定した通信遅延の短縮および端末の負荷軽減の実現を目指す「エッジコンピューティング構想」の第一弾として開発された技術で、端末機器でデータ処理せず端末に“近い設備”でデータを処理することにより、端末の負荷を軽減する仕組み。本技術が商用のサービスに採用されるのはひかりTVのインターネットブラウザが初とのこと。

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