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東芝、IoT事業強化に向け組織再編 − 「モノ+こと」ビジネスへの転換を加速

公開日 2015/01/22 17:27 ファイル・ウェブ編集部
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東芝は、あらゆる「モノ」がインターネットにつながるIoT(Internet of Things)を活用した事業推進を加速するため、4月1日付けで組織再編を実施。東芝グループ内に分散しているICTソリューション関連部門を、社内カンパニーであるクラウド&ソリューション社に統合すると発表した。

クラウド&ソリューション社に統合されるのは、コーポレート部門の情報システム部、ソフトウェア技術センターと、システムインテグレーション事業を行う東芝ソリューション株式会社の一部事業。グループ向けに情報システムサービスを提供している東芝インフォメーションシステムズも傘下に入る。

IoTを活用した新サービスやソリューションでは、クラウドコンピューティングや、ビッグデータの処理などソフトウェア技術の活用が不可欠になるという考えから、情報通信処理(ICT)に関わる人材を集約。ICT関連技術の開発力を強化する。さらに、同社の各事業グループ(電力、社会インフラ、ヘルスケア等)の知見やノウハウを融合することで、IoT共通基盤を開発していくという。

今後はこのIoT共通基盤を活用し、機器などの「モノ」をネットワークでつなぎ統合的に監視・分析・制御する新サービスやソリューションを創出。「機器などの『モノ』ビジネスから、『モノ』の持つ情報を活用した『モノ+こと』ビジネスへの転換を加速していく」としている。

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