デノン、4K/60pやDSDネットワーク再生対応のAVアンプ「AVR-X2100W」「AVR-X1100W」

BT&Wi-Fi内蔵やDSD対応など上位機と同等の機能を
搭載した7.2ch対応のエントリーモデル「AVR-X1100」

■機能面は上位機とほぼ同等。7chディスクリートアンプも搭載

AVR-X1100は上位機と同じく7.2ch対応モデルながら、価格は23,500円ほど安い。だが、機能面では似た仕様と言える。Wi-FiおよびBluetoothを内蔵。ネットワーク再生/USBメモリー再生もDSD 2.8MHzや、192kHz/24bitのWAV、AIFF、FLAC、96kHz/24bitのALACに対応と、上位モデルと変わらない。AirPlay対応やDenon Remote Appからの操作も同様だ。

映像面についても、HDMI2.0対応による4K/60p信号の入出力に対応。4K/60p映像のパススルーも可能だが、AVR-X1100Wは4Kアップスケーリングには対応していないのが違いだ。GUIはオンスクリーンに対応するが、フォントやグラフィックは上位モデルより簡素なものとなっている。

音質面については、上位機と同様に7chディスクリートアンプを採用。定格出力が80W/ch（8Ω、20Hz-20kHz、THD 0.08%）、実用最大出力が175W（JEITA：1チャンネル駆動、6Ω、1kHz THD 10%）となる。

本機においても、パワートランジスターの温度変化をリアルタイム・モニタリングする回路を搭載。容量10,000μFのカスタム・コンデンサーや192kHz/24bit対応DACチップの採用も上位モデルを踏襲している。

使い勝手の面でも、セットアップアシスタント機能やカラーリングによる識別されたスピーカーターミナル、新たに同梱される音場補正マイク用のスタンドなど、上位モデル同様の配慮がなされている。

HDMI以外の入出力については、コンポジット映像入力×2、モニター映像出力×1、アナログLR音声入力×2、光デジタル入力×2、サブウーファー・プリ出力×2、FM/AMチューナーアンテナ端子×1、LAN端子×1、USB-A端子×1を搭載。

消費電力は430W（待機時：通常スタンバイ 0.1W、CECスタンバイ 0.5W）。外形寸法は434W×151H×339Dmm、質量は8.6kg。