関係者が現状と今後を語る/桃井はるこさんも来場

4K対応iVDRプレーヤー参考出展/4K対応規格が具体化 − iVDR EXPO 開催

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ファイル・ウェブ編集部

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2014年05月30日

そして「2Kコンテンツでは、最初のテレビ放送でのCMなどでまず制作費用をほぼ回収して、その後にDVD/BD化などの二次展開を行っている。しかし4Kを考えた場合、放送がすべて4Kに置き換わるのは当分先だろう。すると現在のシステムでは制作費を回収できない」と、4Kコンテンツでの新たなビジネスモデルの必要性に言及。「これからは、まずパッケージやVODがファーストランになって、放送が二次展開ということも考えて行かなくてはならないのではないか」とし、その際のメディアとしてiVDRが持つ可能性に言及した。

NHKエンタープライズ 長谷川氏

また、コンテンツ制作者側からの意見として「4Kコンテンツはメディアのブレイクスルーを待っている」とコメント。NHKでは、2015年に「国民的と言われるレベル」(長谷川氏)の大型シリーズドラマや、大物アーティストのライブ、「ダーウィンが来た」などに代表される自然番組を4Kで撮影する予定であることを明かし「放送の決められた時間では収まりきらないような4Kコンテンツをパッケージでという部分において、iVDRに期待している」と述べた。

大型コンテンツを4Kで撮影予定であることも予告

なお、4K映像の撮影方法などについても言及。「4Kや8Kの映像では、あまりカット割りせずロングショットで捉えることをよしとする風潮があるが、果たして本当にそうだろうか」と述べ、そうした“常識”に挑戦するかのようにカット割りやアップを使った4K撮影を行った「薪能」の映像を紹介。業界関係者から大きな反響があったという。

また、フレームレートについても「60pが主流になってきたが、30pは質が悪いというわけではなく、撮影の現場では両者を使い分けている」とコメント。「演出の問題であり、映画のような質感を出したいというときには30pで撮影する。例えば藤沢周平の映画を60pで撮ったら情感も何もないものになるのではないか」とも語った。

そして、コンテンツの目的は『感動』と『共感』であるとし、ハードウェアとコンテンツが車の両輪として一緒にそこを目指して進化していくべきであるコメント。「コンテンツ、メディア、受像機の三位一体が4K活性化の条件だろう」とした。

■「iV VIDEO」ロゴを策定 − 第一弾作品は“モモーイ”

4KとiVDRの関係については、映像ソフトの制作・販売を手がけるジェー・ピーの中野七生氏も「4K時代を見据えた場合、光ディスクで4Kを収録して頒布するのは難しいだろう。そこでiVDRが4K時代のコンテンツ流通を牽引するという意気込みで手を挙げられる状況にある」とコメント。

モモーイがiVDRの魅力をアピール

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