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売上高は4,103億400万円

ヤマハ、2013年度決算はオーディオ減収も前年比455%増の利益計上

公開日 2014/05/01 18:05 ファイル・ウェブ編集部
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ヤマハ(株)は、平成26年3月期(2013年度)の連結業績を発表。為替による増収影響もあり、売上高は4,103億400万円(前年同期比11.8%増)、営業利益259億9,400万円(前年同期比182.1%増加)、経常利益261億4,600万円(前年同期比204.7%増加)、純利益は228億9,800万円(前年同期比455.5%増加)を計上した。

セグメント別でみると、オーディオ機器などが含まれる「音響機器事業」では、売上高は1,054億8,500万円(前期同期比14.0%増加)で、営業利益が58億6,600万円(前期同期比28.8%増加)。オーディオは、厳しい市況の中、実質ベースですべての地域で減収となった。また、業務用音響機器も設備音響機器の売上げの伸び悩みが継続しているという。そのほか、業務用通信カラオケ機器は前期を下回ったが、ルーターおよび会議システムが売上げを伸ばした。

そのほかのセグメントでは、楽器事業の売上高は2,623億1,000万円(前期同期比11.4%増加)で、営業利益が197億2,800万円(前期同期比205.8%増加)。スマートフォン・タブレットPC向けの地磁気センサー(電子コンパス)および音声処理用コーデックが売上げを伸ばした半導体を始めとする電子部品事業は、売上高が188億2,800万円(前期同期比25.2%増加)、営業利益が7億7,000万円(前年同期は営業損失20億4400万円)と黒字転換した。

地域別の売上高では、日本が1,679億300万円(前年同期比1.3%増)、北米が666億3,500万円(前年同期比20.8%増)、欧州が748億6,300万円(前年同期比23.5%増)、アジア・オセアニア・その他の地域が1,009億100万円(前年同期比18.2%増)。なお、為替による増収要因が北米で約110億円、欧州で約154億円、アジア・オセアニア・その他の地域で約152億円含まれている。

来期の見通しについては、為替による24億円の減収が見込まれるものの、商品別には主に電子楽器、弦打楽器、業務用音響機器、通信機器での増収を見込んでおり、地域別には主に中国をはじめとする新興国、北米で増収となる見込み。また、損益面では、増収による増益に加え、為替による19億円の増益を見込んでいる。

これらにより、2014年度連結業績については、売上高4,300億円(前年同期比4.8%増)、営業利益290億円(前年同期比11.6%増)、経常利益280億円(前年同期比7.1%増)、当期純利益210億円(前年同期比8.3%減)を予想している。

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