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PC事業の終息関連費用が増加

ソニー、'13年度業績を下方修正 − 純損失が1,300億円に拡大

公開日 2014/05/01 15:33 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは本日、2013年度の連結業績見通しを下方修正した。

同社は今年2月6日、第3四半期の連結業績決算の発表会において、2013年10月に発表した業績予想を下方修正した(関連ニュース)。2月時点では営業利益800億円、純損失1,100億円と予想していたが、本日の見通しでは、営業利益が260億円にとどまり、純損失は1,300億円に拡大する。

純損失が拡大するのは、PC事業収束に関する費用として、約300億円の追加計上が見込まれることが主因。

同社では「PC事業収束を発表した後、PCの販売見込みが2月時点の想定を下回ったことで、余剰となった春モデルの手元部品に対する評価減や仕入先の発注済部品に対する補償の計上が見込まれる」としている。

また、構造改革費用が一部前倒しで計上される予定。これらの要因により、総額約300億円の費用の追加計上が'13年度に見込まれる。

ただし、'13年度に発生するPC事業の収束関連費用が増加する一方、'14年度に発生する費用は減少すると見込まれるため、費用の総額は2月6日時点の想定から大きな変更はないという。

さらに同社では、主に海外におけるディスク製造事業において、約250億円の減損の計上も行う。主に欧州でディスクメディアの需要が想定以上に縮小しており、将来の収益性を見直した結果、長期性資産の計上金額を回収する十分な将来キャッシュ・フローが得られないと判断したため、減損の計上を見込んでいるという。

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