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ロックをより良く聴くためのチューニング

パロットのヘッドホン「Zik」アプリ、ルー・リードの音質設定を追加

公開日 2013/11/12 10:39 ファイル・ウェブ編集部
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仏パロットは、Bluetoothヘッドホン「Zik」専用アプリ「Parrot Audio Suite」内に、10月27日に逝去した米ロックミュージシャン、ルー・リードとコラボしたチューニング設定を追加する。

ZikはDSPを搭載していることが大きな特徴で、スマートフォン/タブレット向けアプリで音場を選択したり、イコライジングを行ったりすることが可能。またイヤーカップをタッチすることで音楽再生操作やボリューム操作などが行える。さらにアクティブノイズキャンセリング機能、NFC機能なども備えるなど、非常に多機能な製品だ。またデザインはフィリップ・スタルク氏が担当している。

パロット「Zik」はこの11月から新色3色が投入される。写真はブラックゴールド

専用アプリ「Parrot Audio Suite」はiOS用とAndroid用が用意されており、11月18日からチューニング設定が提供される。

今夏、パロットの創業者であるCEOのアンリ・セイドゥ氏が、ルー・リードにZikについて意見を求めたところ、ルー・リードは「クラシックを聴くにはとても良いが、ロックを聴くためにはもっと工夫が必要」とコメントし、自らがチューニングしようと申し出た。

「私は、音を奏でるモノがどのように好きなのかということを知っている。だからどこから足りない点がきているのかはわかる。...ある種の低音のフリークエンシー。そして、トップがすこし...もしベースが無ければ、それは物事の基本が無いのと同じ。ほとんどのヘッドフォンがそうであるように(...)本当の違いというのは、ドラムやバスの違いをどのように聴かせるか、じゃないのかな。すべてが一緒に混ざってしまうのは良くない」(ルー・リード)。

Zikのチューニングを行ったルー・リードは、Zikの広告キャンペーンに出演することも承諾した

この意見をベースに、パロットの音響デザイナー、トマス・ドロメール氏が音作りを実施。これによって、驚くような音の変化がもたらされたのだという。具体的には、低域と高域を持ち上げ、ロックで使われる各楽器の音をより際立たせた。

最終的なイコライジング結果

チューニングに使用したツール

なお、本件に関するルー・リードのインタビュー映像がこちらに公開されている。

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