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2014年4月から

テレビ朝日、持株会社制に移行 − 地上/BS/CSの3波一体運用を強化

2013/07/31 ファイル・ウェブ編集部
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(株)テレビ朝日と(株)ビーエス朝日は、2014年4月1日に組織を改編し、テレビ朝日を持株会社化すると発表した。

(株)テレビアサヒホールディングスを持株会社とし、地上波の(株)テレビ朝日、BS放送の(株)ビーエス朝日に加え、CS放送の(株)シーエス・ワンテンの3社が子会社となる。

持株会社制とする理由は、地上・BS・CS放送の3波一体運用体制を強化し、コンテンツの価値を最大化するため。

テレビを巡る状況の変化は加速度的に進んでいる。地上波がデジタル化し、BS/CSはさらなる他チャンネル化が進展。さらに今後は次世代スマートテレビや4K/8Kの実用化なども控えている。またスマートフォンやタブレットの普及によってVODなども普及しつつある。こういった中でコンテンツの価値を高め、グループの総合力を上げていく。

これまでも、テレビ朝日の編成制作局に「総合戦略部」を新設したり、報道局ではニュースコンテンツのマルチユース展開を実現するなどの展開を行ってきたが、これを一層強化する。

BS朝日では今秋、本社を六本木に移転し、テレビ朝日とマスター設備を統合。スタッフの連携を緊密にしたり、設備運用も効率化を図るなど、番組の質の向上を図る。

またCS放送ではこれまで、グループCS 3チャンネル体制のスタート、株式会社シーエス・ワンテンの完全子会社化など、グループとして総合編成体制の構築を進めてきた。今後もこの流れを加速する。

さらに今回の持株化には、業務提携・資本提携などへ、必要に応じて機動的に対応する体制を整える意味合いもあるという。テレビ朝日では「既存事業の強化だけでなく、コンテンツを軸とした新たなビジネス領域への展開にもより果敢にチャレンジし、グループ価値の最大化を図る」としている。

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