来年3月に合弁会社を設立

シャープ、中国CECとの液晶事業協業を正式発表 − IGZO技術も供与

ファイル・ウェブ編集部
2013年06月27日
シャープ(株)は、中国電子信息産業集団有限公司(CEC)と液晶事業で協業することを正式発表した。来年3月に中国で合弁会社を設立する。

シャープは、南京市と南京中電熊猫信息産業集団(CECパンダ)が設立した液晶事業会社「南京中電熊猫液晶顕示科技有限公司」より、第6世代液晶パネル生産プロジェクトを受注し、2011年より生産を開始していた。同プロジェクト受注時から、シャープは中国における液晶パネルの需要拡大に備え、南京市およびCECパンダの親会社であるCECと第8世代液晶パネル生産の合弁事業について協議を進めてきたという。

今回の協業において、シャープはIGZO液晶技術を含めた高精細 TFT 液晶パネルとモジュール技術をCECに供与。さらに同技術を活用した第8.5世代液晶パネル工場を、シャープも出資する合弁会社として運営することで合意した。

合弁会社の名称は南京中電熊猫平板顕示科技有限公司で、シャープが全体の8%を出資し、2014年3月に設立を予定している。量産開始は2015年以降となる予定で、用途は主にテレビ向けとモニター、ノートPC、タブレット向けを想定している。

シャープでは今回の協業について、「技術開発は日本で、パネルの企画はユーザー・マーケットに近い国・地域で、生産はローコストのインフラなどが活用できる国・地域でそれぞれ行うなど、バリューチェーンごとに技術・人材・生産の最適な組み合わせにより、グローバルでの競争力を高められる」とコメント。「当社が有する液晶事業の先進技術と戦略的パートナーであるCECの高効率な生産技術などを組み合わせることにより、競争力の高い液晶パネル・モジュールを安定的かつタイムリーに供給する体制を構築し、液晶事業の持続的な成長を図っていく」としている。

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