「edition 12」や仏エイデルヘッドホンにも注目

【ヘッドホン祭】タイムロード、AUDIOFLY社長Thompson氏によるイヤホン発表会を開催

ファイル・ウェブ編集部
2013年05月11日
タイムロードは「春のヘッドホン祭 2013」会場に、新たに取り扱いの始まったオーストラリアのイヤホンブランド「AUDIOFLY」からCEOのDave Thompson氏を招き、製品説明会を開催した。


AUDIOFLY CEOのDave Thompson氏
AUDIOFLY製品が国内デビュー/CEO Thompson氏が来日

自身ジャズやフュージョンを中心としたジャンルのギタリストでもあるThompson氏は、「音楽を楽しむ」ためのイヤホンを作るため、2009年にオーストラリアのパースを拠点にAUDIOFLYのブランドを創立。3年の期間に米国のグループ会社も立ち上げ、今年の2013 International CESで発表した「AF78」が高い評価を受けた。

今回タイムロードを通じてカナル型イヤホンのラインナップから、「AF78」「AF56」「AF45」「AF33」の4機種が日本で発売される運びとなった(関連ニュース)。全てのモデルにマイクコントローラー搭載/非搭載モデルの2種類が揃う。

製品説明会に登壇したThompson氏は、AUDIOFLYの製品について「ミュージシャンの音をリスペクトした製品であることがコンセプト」として紹介。イヤホンの製作に携わる前には、ギターや携帯電話、家具などのプロダクトをデザインから手がけるなど、10年以上に渡って物作りのキャリアを築き上げてきたという。

続いてThompson氏は、国内導入の各製品について開発コンセプトを説明。エントリークラスの「AF33」は「上質なサウンドを手頃な価格で、多くの音楽ファンに聴いてもらうためのイヤホン」であるという。


AF33を女性モデルが装着したイメージ

AF33
カスタマイズされた9mmダイナミックドライバーを搭載。「ドライバーのレスポンスは緩やかだが、ナチュラルで安定したサウンドが特徴」(Thompson氏)であるという。

ラウンジ・イエローモデルはギブソンのギター”Les Paul”のコントロールノブをイメージしたカラーリングとデザインであるという


マイクとワンボタンリモコンが別筐体に。リモコンに触れたときのタッチノイズがマイクに混入しないための配慮なのだという
6色のカラーバリエーションが揃う。デザインにもミュージシャンであるThompson氏ならではのこだわりがあり、例えば本機のラウンジ・イエローモデルについてはGibsonエレキギターの銘機“Les Paul”のコントロールノブにインスパイアされたものであることを明かした。こうしたプロダクトデザインへの取り組みについては、Thompson氏がアイデアを起こして、パートナーのデザイナーと一緒に完成へ導くことが多いのだという。本機のハウジングの形状についても、音質だけでなく装着感も考慮してカット&トライを繰り返してきたと説明する。

Thompson氏によれば「AF45」と「AF33」は、そのネーミングをLPレコードの回転速度から取っているそうだ。


AF45を女性モデルが装着したイメージ

AF45
本機より上位のモデルはケーブルの被覆にアメリカ製のファイバー素材「Cordura(コーデュラ)」を採用。通常のナイロン素材を被覆に使うよりも約30%の耐久性アップが図れるという。またタッチノイズが軽減できるメリットもある。同社ではイヤホンケーブルの被覆にこの素材を初めて応用し、これを「Audioflex」として商標登録を申請しているという。芯線はツイスト構造とし、PVCフリーのTPE素材でカバー。電磁波の影響を低減している。

デザインはハーモニカマイクをイメージ

ストレートタイプのプラグを採用

11mmのダイナミックドライバーを搭載。カラーバリエーションは4色。デザインは“ハーモニカマイク”からインスパイアされたという、ヴィンテージ感を持たせたものとした。「ナチュラルで忠実なサウンドステージを好むユーザーに使って欲しい」とThompson氏は語る。


AF56を女性モデルが装着したイメージ

AF56
ミドルクラスの「AF56」は、大型の13mmダイナミックドライバーを搭載。耳のくぼみにイヤーカップが収まるよう、イヤホン本体からノズルが斜めに突出する、人間工学に基づいたというデザインを採用。音響的効果も高めながら、装着感の向上にもつなげている。

AF56のケーブル

耐久性の高い「Cordura(コーデュラ)」を被覆に採用


被覆を編み込んでいる工程の映像を紹介
フラグシップモデルの「AF78」はBAドライバーと9mmダイナミックドライバーのハイブリッド構造を採用するモデル。スピーディーで高精度な再現が可能なBAドライバーと、暖かく量感に満ちた中低域を再生できるダイナミックドライバーを組み合わせることで豊かな音楽再現性を獲得させたという。

発表会後に、Thompson氏に今後の展開についてもうかがった。今回は参考展示製品として持参していた「AF160」は3ドライバー搭載のBAタイプのカナル型イヤホン。本国では10月頃に発売が予定されているという。またThompson氏は「ヘッドホンの商品化も、来年を目指して開発を進めている」ことも語ってくれた。

AF78を女性モデルが装着したイメージ

AF78


ハイブリッドドライバーの構造

プラグ部分
AUDIOFLYの日本デビューについて、Thompson氏は「ものづくりの先進国である日本に、AUDIOFLYの製品が発売されることを非常に楽しみにしている。基本に忠実で、誠実な製品を多くの方々に届けたい」と意気込みを語った。


「初めての来日は収穫が多くあった」と語ってくれたThompson氏

3ドライバーのイヤホン「AF160」
新ブランド「Aedle」/ULTRASONE新オープン型ヘッドホン「edition 12」

他にも既にアナウンス済みの製品ではあるが、フランスAedle(エイデル)Headphonesのヘッドホン「VK-1」(関連ニュース)や、ULTRASONEのオープン型ヘッドホン「edition 12」(関連ニュース)が出展され、多くの来場者を集めた。

Aedle Headphones「VK-1」は、今回のイベントではプロトタイプを展示。タイムロードでは今夏出荷予定のプロダクション・モデルから国内販売をスタートする。40mmのダイナミックドライバーを搭載し、ダイアフラムはチタン、マグネットはネオジウム。カラーバリエーションはシルバー×ブラウンの「Classic」とブラックの「Carbon」が揃い、ヘッドバンドやイヤーパッドに本革のラムスキンを用いて、上質なデザインに仕上げている。


Aedle Headphones「VK-1」/Classic

Carbon
ULTRASONE「edition 12」は40mm口径のゴールドプレーテッドドライバーを搭載。edition 10から、イヤーパッドをエチオピアンシープスキンレザーからベロアに変更し、イヤーカップはマットクローム仕上げのアルミニウム製。ヘッドバンドとイヤーパッドのカラーリングもブラックとしている。価格は195,300円(税込)。


ULTRASONE「edition 12」

ULTRASONEのイヤホンも展示

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