北米では4K対応プロジェクターが好調

JVCケンウッド、3Q業績発表 − AV事業は減収もヘッドホン製品が好調

ファイル・ウェブ編集部
2013年02月01日
JVCケンウッドは、平成25年3月期 第3四半期連結累計業績を発表した。全体の売上高は前年同期比約121億円減の2,244億5,200万円で、営業利益は同約40億円減の47億8,300万円。経常利益は同57億円減の8億4,800万円となった。四半期純利益は、同約59億円減の14億4,700万円の損失を計上した。

セグメント別では、AV機器を扱うホーム&モバイルエレクトロニクス事業で、売上高が前年同期比約71億円減の521億3,800万円となった。営業利益は同約9億円減となったものの、収益力の強化によって5億4,200万円の黒字を持続した。

これについて同社は、ヘッドホン/イヤホンの販売が好調だったAVアクセサリー分野が好調を持続したものの、為替変動や欧州販売の高付加価値戦略にともなう一部機種の絞り込みを行った影響による結果と説明。また、ホームオーディオ分野ではイオナイザー搭載オーディオやファニチャーオーディオを提案型商品として導入し、商品構成の改善を進めてきたが、国内市場縮小や欧州経済悪化の影響を受け損益が悪化したとしている。

なお、映像事業は欧州経済悪化の影響を受けたものの、Wi-Fi機能搭載カムコーダーに続く提案型商品として国内外の市場でスポーツカムの販売を促進した結果、販売面での商品構成が改善し、カムコーダー分野の損益が改善した。プロジェクター分野は北米を中心に高精細な4Kモデルの販売が好調に推移したほか、ディスプレイ分野も構造改革の効果が表れ、それぞれ収益に貢献したという。

また同社では今期決算を踏まえ、通期業績予想を修正。売上高を前回予想から100億円減の3,100億円、営業利益を同40億円減の100億円、経常利益を同40億円減の50億円とした。

4Qはカーエレクトロニクス事業と業務用システム事業が年間で最も大きな販売機会を迎えること、ホーム&モバイルエレクトロニクス事業でカムコーダーの新商品投入期となることから、当期最大の四半期売上高・営業利益を見込んでいるものの、対米ドルでの円安傾向が続いていることや欧州経済の低迷が長引いていることなどを踏まえ、上記の通り下方修正した。

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