半分のビットレートで同等画質を実現

ITU、H.265(HEVC)規格を承認 − H.264/MPEG-4 AVCの後継規格

ファイル・ウェブ編集部
2013年01月28日
ITU(国際電気通信連合)は25日、ジュネーブで行っていた国際会議において、ビデオコーデック「H.265」(ISO/IEC 23008-2)規格を承認した。

現在主流となっているビデオコーデック「H.264/MPEG-4 AVC」の後継規格で、ITUのVideo Coding Experts Group (VCEG)と、ISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議)のMoving Picture Experts Group (MPEG)が協力して開発した。同規格は、通称「HEVC」(High Efficiency Video Coding)と呼ばれている。

H.265/HEVCは、H.264/MPEG-4 AVCに比べ、半分程度のビットレートで同等の画質を実現できることが特徴。携帯電話などでの利用のほか、4Kテレビなどでの活用も見込まれ、ITUでは次世代のビデオコーデックの主流になるものと期待している。

HEVCの「Main」プロファイルでは8ビット(4:2:0)カラーの映像をサポート。同じく「Main 10」プロファイルは10ビットカラーを、「Main Still Picture」プロファイルは静止画をそれぞれサポートする。すでにATEMEやBroadcom、Cyberlink、Ericsson、Fraunhofer HHI、三菱電機、NHKなどが、HEVCのデモを実施している。

今後ITUとISO/IECは、「Joint Collaborative Team on Video Coding」(JCT-VC) というチームで、HEVCの拡張規格を策定していく。拡張規格には、12ビットカラー(4:2:2、4:4:4)の映像のサポートが含まれる。また3者は、HEVCの3D映像拡張規格に取り組むコラボレーションチームも組織し、今後も継続して開発にあたっていく。

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