世界的に盛り上がるヘッドホン市場

<IFA>会場内で見つけた気になるヘッドホン一挙紹介!− あの伝説的ロックバンドのコラボモデルも

NetAudio編集部:浅田陽介
2012年09月02日
現在、日本でも大きな盛り上がりを見せているヘッドホン。しかしながら世界にはまだまだ我々の知らないヘッドホンブランドが多く存在し、ここIFAの会場でもそうしたブランドを多く見ることができた。

本項では、そういったまだ日本では紹介されていないブランドを含め、会場で注目を集めていたヘッドホン製品をごく一部であるがご紹介したい。

●アメリカの大物ラッパーによるヘッドホン

iZONEにブースを構えていたSMS Audio。同社は、アメリカの大物ラッパー50centが立ち上げたヘッドホンブランドである。

ラッパーの50centが大きくフィーチャーされたSMS Audioのブース

ブランドのイメージカラーである青と黒のコントラストが映える展示ブースとなっている

ブランド名の"SMS”はスタジオ・マスター・サウンドの略で、その明確なポリシーのもとオーバーヘッド型のヘッドホンからワイヤレスモデル、DJ用モデルまで、一貫したデザインコンセプトで製品を開発・販売している。

オーバーヘッド型ヘッドホン「Street」。ドライバーには40mm口径のものを採用し、イヤーパッドも付け心地に優れた柔らかい素材を用いている。また低域ブースト機能である「THUMPP Enhanced Bass」の搭載により、さらに多彩な表現性を獲得したという

40mmのドライバーを採用したワイヤレスモデルの「Sync」。無線伝送方式は公開されていないものの、16bitのロスレスコーデックを採用しているとのこと。Lch側にはベースブーストスイッチと電源スイッチを搭載している


ボリュームコントロールや楽曲の早送り/巻き戻しはRch側のハウジングに搭載されたスイッチで行う。最大4ユーザーまでのペアリングが可能

「Street」の名前を冠したカナル型ヘッドホンもラインアップ。ドライバーは11mm口径のものを採用したほか、フラットケーブルを使用している点が特徴だ


ド派手なゴールドモデルやデコレーションされた特別仕様のモデルも参考出品されている

●あの伝説的ロックバンドのヘッドホンが単独ブースで登場

いま、著名なアーティストとコラボレーションしたヘッドホンは、世界規模で高い人気を誇っている。今回のIFAで一際目を引いていたのが、1975年の結成以来、現在まで活動をし続けている伝説的ロックバンド モーターヘッドの名をブランド名とする「Moterhead Phones」である。

Motorhead Phonesはブラックを基調としたインパクトのあるブースを展開

上位モデルとなる「MOTORIZER」。40mmのネオジウムドライバーを採用したことなどにより、ミュージシャンがスタジオで使用できるほどのクオリティを目指したという。ハウジングのロゴが圧倒的な存在感を演出

今回の展示のメインとなっていたのは、オーバーヘッド型のモデル2機種。いずれのモデルもイヤーカップに「Motorhead」のロゴと、あのイラストをあしらったデザインとなっている。ヘッドバンドはセルフアジャスト方式を採用し、快適な装着感を獲得しているほか、イヤーカップの質感もギターアンプを彷彿とさせる質感となっているなど、細かいところまで配慮されたディテールが特徴となっている。

MOTORIZEDのケーブルは着脱式を採用。プラグには金メッキが施されている

下位モデルにあたる「IRON FIST」。こちらはストリートでの使用を想定したオンイヤーモデルとなっている


実機の展示はなかったがインナーイヤーヘッドホンもラインアップしているとのこと。このパッケージは一度見たらなかなか忘れられない。Motorheadファンは必見だ


●台湾の注目ヘッドホン/マイクロフォン専業ブランド YOGA

ハイパフォーマンス・オーディオのフロアに単独ブースを構える台湾のヘッドホン/マイクロフォン専業ブランド、YOGA。日本ではあまり知られていないが、1985年の創業と実に25年以上の歴史を持つブランドである。今回のIFAでは、同社のハイファイヘッドホンのラインアップをメインに展示が行われている。

台湾のヘッドホン/マイクロフォン専業ブランド、YOGAのブース

同社の記念モデル「CD-2500」は、ハウジングにウッドを用いたハイエンドに位置するモデル。50mmの大口径ドライバーを採用したほか、ケーブルは着脱式とするなどヘッドホンマニアのニーズに配慮した仕様となっているのが特徴だ。また、製品は専用のアタッシュケースに収められた上でユーザーの手元に届けられるという。

フラッグシップモデルのCD-2500(写真手前)を始め、X01(写真奥)などの、同社が誇るハイエンドヘッドホンを中心に展示を行う

同ブースではこの他にも、同社のエクストリームシリーズに位置づけられるオーバーヘッド型モデル「X01」やDJ用モデル、カナル型イヤホンまで、実に幅広い製品ラインアップで来場者の注目を集めている

カナル型イヤホンのラインアップもハイエンドからエントリーモデルまで実に多彩だ

●女性の物欲を刺激するファッショナブルなヘッドホン

スウェーデン発のヘッドホンブランド、MOLAMIは、アクセサリー感覚で身につけることをコンセプトとしたヘッドホンを展示している。このような、ターゲットを大人の女性に絞ったヘッドホンはここヨーロッパでも極めて珍しく、来場者は高い関心を寄せている。

MOLAMIのヘッドホンラインアップ。上質なレザーと18kのプラグや装飾による高いデザイン性は、他のブランドの追随を許さない。なかでも、ヘッドバンドのようなデザインとなっているTWINEは、一見ヘッドホンとは思えないほどの洗練されたデザインとなっている。

日本でも昨年11月よりすでに発売されており、独特なアプローチで着実にその知名度を高めているようだ。

カラーバリエーションは他にホワイトも用意。こちらも装飾やプラグ類は全て金メッキという高級アクセサリーを彷彿とさせる内容となっている

●日本でも話題沸騰中! ギターアンプブランド マーシャルとコラボしたヘッドホン

日本でもすでに発売され、音楽ファンの間で大きな話題となったマーシャルのヘッドホン「MAJOR50」は、ここヨーロッパの音楽ファンの間でも人気が高い。金と黒によるカラーリングや、キャビネットを思わせる質感のヘッドバンドなど、細部に至るまでマーシャルを彷彿とさせるデザインとなっているのが大きな特徴となっている。

日本でも話題沸騰中のマーシャルのヘッドホン「MAJOR50」

ユニットは口径40mmのダイナミック・ムービングコイル・ダイナミック・ドライバーを採用。音質面でもマーシャルの名に恥じぬこだわり抜かれた設計となっている。

また、同じブースにはステレオミニ入力を搭載したスピーカーシステム「HANWELL」も登場。こちらもマーシャルの銘機Blues Breakerを彷彿とさせるようなデザインとなっており、音楽ファンの物欲をくすぐる内容となっている。

同ブースには参考出品として、ステレオミニ入力によるマーシャルのオーディオスピーカー「HANWELL」も展示。キャビネット、ノブなどは全てマーシャルのギターアンプと同様のものを採用しているとのことだ

●ド派手なデザインを採用した、DJアプリケーションをバンドルするヘッドホン

いま、ヘッドホンはファッションアイテムとしても高い人気を博しているが、iZONEに構えられたJUST MUSICのブースでは、iDanceというクラブユース向けのヘッドホンが出展されている。

iZONE内のJUST MUSICのブースで展示されていたiDanceのヘッドホン。ハイファイヘッドホンではまず見られないド派手なカラーリングが目を引く

iDanceのヘッドホンは、クラブシーンでも映えるド派手なデザインを採用。しかしその最大の特徴は、パソコン用のDJアプリケーションが同梱されていることにあり、だれでもすぐさまにDJ気分が味わえるようになっている。

本格仕様のアラウンドイヤータイプから、ポータブル用途にも最適なオンイヤータイプまでバリエーションは実に広い

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