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商品戦略も語る

新スマホ「HTC Oneシリーズ」の魅力をHTC社幹部が説明 − 「Beats By Dr.Dre Audio」技術も搭載

公開日 2012/03/27 17:34 ファイル・ウェブ編集部
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HTCは本日都内でプレスイベントを開催。先にスペインで行われたMobile World Congress 2012(MWC)のレポートと、製品開発戦略を説明した。

■Beatsとのコラボ技術で原音を忠実に再生

MWC 2012で同社が発表した新製品スマートフォンが、“HTC One シリーズ”。ハイエンドから順に「HTC One X」「HTC One S」「HTC One V」の3モデルを揃え、全機種がAndroid 4.0を搭載。ディスプレイには全機種ゴリラガラスを採用し、サイズが4.7インチ、解像度は1280×720。

HTC One X

4月始めより世界140社以上の通信事業者および販売代理店を通じて発売される予定で、欧州とアジアでは予約受付がスタートしている。なお、日本市場への投入は未定。

HTC One S

HTC One V

最上位機「HTC One X」は、プロセッサーにTegra3を採用。1.5GhzのSuper 4-PLUS-1クワッドコアにより、鮮やかなグラフィックや快適なアプリケーション操作、消費電力抑制などを実現しているという。また、5つめのバッテリー・セーバー・コアとNVIDIA社の12コアGPUを実装しているほか、LTE版も用意している。

HTC One Xの背面

同シリーズについて、オーディオビジュアルファン的視点から注目なのが「Beats By Dr.Dre Audio」技術だろう。Beats AudioをHTCが昨年に買収したことを縁にしたコラボ技術で、音楽再生時などに同技術をオンにすると、より原音に忠実な再生に近づくのだという。

「Beats By Dr.Dre Audio」技術がYouTubeなどでも使用可能に

筐体にもBeatsロゴが入っている

すでに同技術を搭載したスマートフォンは同社から発売されているが、今回のHTC Oneシリーズからは同技術を全エクスペリエンスで使用可能になった。これにより、例えばユーザーが別途ダウンロードしたミュージックアプリでの音楽再生や、YouTube視聴時などにも同技術の効果を利用できる。なお、音量調節ボタンやマイクが付いたBeatsブランドの専用イヤホンも同梱する。

Beatsブランドのイヤホンが付属

ハウジング部

こうした点を、イベントに登壇したHTC Corporation CPO(最高製品責任者)の小寺康司氏は「Authentic Sound」というキーワードで表現。「Beatsのフィロソフィーである、アーティストが表現したかった音をそのまま再現するための技術」だと説明した。

小寺康司氏

■カメラ機能を大幅強化 − 「Amazing Camera」

そのほか、同社が「Amazing Camera」と表現するように、カメラ機能を強化している点もHTC Oneシリーズの特徴。レンズ、センサー、ソフトウェア、HTC ImageChipなどカメラの各機能を改善し、0.7秒での高速起動や0.2秒でのオートフォーカスなどを実現させている。

カメラチップの構成図

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