年内には業務用BD-R BDXLも発売予定

三菱化学メディア、「50年以上の長期保存性」を実現した業務用BD-Rディスク

ファイル・ウェブ編集部
2012年01月24日
三菱化学メディア(株)は、業務データアーカイブ用途をターゲットとし、「50年以上の長期保存性」を実現した2層タイプ50GBの追記型BD-Rディスクを1月下旬に発売する。


業務用アーカイブディスク 50GB BD-R
商品の型番は「PABS25RDJP」。パッケージの入数は25枚で、販売は法人向け限定、価格はオープン。無機系材料をベースに1〜6倍速の記録速度に対応しており、レーベル面はインクジェットプリンターによる印刷が可能。

本日、パイオニアが発表した検査機能付の業務用BDドライブ「BDR-PR1」に記録特性を合わせ込んでいる。またこのドライブをベースにディスクデュプリケーターに最適化したドライブを搭載するエプソンのディスクデュプリケーター「PP-7050B」によるBDアーカイブ用途にも高い記録品質を実現するという。なお今回のディスクは、このパイオニアとエプソンの製品以外で記録を行うことはできない。データの再生は汎用のBDドライブで行える。

同社ではArrhenius(アレニウス)法に準拠した寿命推定試験を行い、室温25度、湿度80%の環境をシュミレーションした加速試験により、50年以上経ってもデータが再生できるという寿命推定結果を獲得したという。同社ではさらに本製品の耐久性について、一時的に水中や5%の塩水に浸されたり、高温高湿あるいは低温環境、腐食性環境ガスなどにさらされても、直ちにデータが破壊されることはないと説明している。

また本製品ではデータ再生不良が発生する確率を可能な限り低減するため、自社工場で製造し、厳密な検査基準に合格したディスクだけを商品として出荷している。なお同社では、今後も業務用アーカイブディスクについては自社で開発を行い、製造も自社工場で行うとしている。

記録層には同社独自開発の金属窒化物記録膜「Metal Ablative Layer(MABL)」を採用し、長期保存特性を高めた。記録面には有機・無機ハイブリッドコーティングのハードコートを施している。

生産時には初期エラー、バーストエラーの管理を通常品よりもさらに厳しい基準で行い、長期保存性に大きく影響する初期状態での記録品質を高めている。初期の記録信号特性については、専用ドライブシステムでのサポートにより、最適な仕様を追及した。

同社では年内に業務用アーカイブディスクシリーズとして、100GBのBD-R BDXLの発売を予定していることも併せて発表している。

【問い合わせ先】
三菱化学メディア(株)総務部広報
TEL/03-5484-3972

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