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価格は14万円前後

ハーマン、AKGのカナル型イヤホン最上位機「K3003」を発売 −BA+ダイナミックの3ウェイハイブリッド構成

公開日 2011/09/06 11:03 ファイル・ウェブ編集部
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ハーマンインターナショナル(株)は、AKGのカナル型イヤホン最上位機「K3003」を9月中旬に発売する。価格はオープンだが、14万円前後での販売が予想される。

AKG「K3003」

IFA2011の会場で発表された製品(関連ニュース)。同社カナル型イヤホンのリファレンスモデルとして開発された製品で、同社の60年以上の歴史で培った技術を駆使したフラグシップ機だ。

なお製品出荷時に品質検査を全数実施し、検査に合格したことを証明するシリアルナンバープレートも同梱される。

なおIFAのニュースでお伝えしたとおり、欧州モデルは3ボタンリモコンが搭載されているが、国内の通常モデルは非搭載。3ボタンリモコンを装備した「K3003i」も発売するが、本機はApple Storeなど販路限定モデルとなる。想定売価は14万円前後で、リモコン無しモデルと同等。

最大の特徴は、高域、中域、低域をそれぞれ別のドライバーユニットで再生する3ウェイ方式を採用し、しかも高域と中域にはそれぞれ独立したバランスド・アーマチュア型ドライバー、低域にはダイナミック型ドライバーを備えた「3ウェイ・ハイブリッド・テクノロジー」を採用したこと。これにより、解像度の高い描写と抜けのよい自然な音を目指したという。

カットイメージ

内部構造図

スペック面では、周波数特性が10Hz〜30kHz、感度が104dB/mW、インピーダンスが8Ω。

また、接続する機器や音楽の特性に合わせ、好みの音質に調整できるメカニカル・チューニング・フィルターを採用。透過性の異なる2つのフィルター素材を使用したフィルターを2種類付属。付け替えることで、電気的なロスを抑えながら各帯域のバランスを微調整できる。

ノズル部の先端のフィルターを付け替えることでメカニカルな音質調整が可能

メカニカル・チューニング・フィルターの模式図

筐体には高精度なステンレスを採用し、不要振動を抑制し、耐久性も高めた。またYコネクターやプラグ部などの主要パーツにもステンレスを使用し、質感を向上させている。

ケーブルはYコネクターの上部と下部で被覆の素材が異なり、上部はタッチノイズを抑えるためラバー被覆を、下部には柔軟性が高く断線しにくい布製被覆を採用している。ケーブルの導体にはOFC(無酸素銅)ケーブルが用いられている。ケーブル長は1.2m。

付属アクセサリーも充実し、レザー調素材のキャリングケースと、ステンレスを採用した航空機用プラグアダプターを同梱。またイヤーチップはシリコンタイプをS/M/Lのサイズ付属している。

【問い合わせ先】
ハーマンインターナショナル(株)
TEL/050-5561-1560

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トピック

製品スペックやデータを見る
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドAKG
  • 型番K3003
  • 発売日2011年9月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格140,000円前後)
【SPEC】●形式:密閉型 ●周波数特性:10Hz〜30kHz ●感度:104dB/mW ●インピーダンス:8Ω ●ケーブル長:1.2m ●質量:10g(ケーブル含まず)