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ユニークなテレビのデザイン・スタディも展示

<IFA>ドイツのハイクラスブランド、LOEWEの“Smart TV”やAirPlay対応スピーカー

公開日 2011/09/05 16:48 ファイル・ウェブ編集部:山本 敦
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LOEWEの3Dテレビのイメージキャラクターは、巨匠 ヴィム・ヴェンダース監督。“3D is fascinating. And now also convincing”
LOEWE(レーベ)は先進機能とデザインにこだわったオーディオ・ビジュアル製品を数多く持つ、ドイツのハイエンドブランド。IFA来場者の人気も高く、ブースに訪れる来訪者はファミリーよりも30〜40代の男性、夫妻が多い印象。20代後半ぐらいの来場者が隣を歩きながら「レーベの製品は高いけど、憧れるな」とつぶやいていたが、ドイツ人の多くにとって、憧れの対象であるブランドのようだ。

製品はデザインコンシャスなだけでなく、3DやDLNA、”スマートTV”やオーディオ系はAirPlayなど、先進的な機能をしっかり捉えているのもハイクラスなブランドならでは。ドイツではどちらかと言えば珍しく、HDD録画機能をサポートするテレビなどもラインナップしている。


LOEWE REFERENCE SYSTEM
「LOEWE REFERENCE SYSTEM」はアルミマテリアルをふんだんにつかったスレートスタイルの液晶テレビを軸とした、同社フラグシップのシステム提案。フルHDの52V型液晶テレビに、パネルスピーカーの2.1chサウンドシステムを組み合わせた展示を紹介していた。DLNAによるマルチルーム再生やUSB HDD録画なども対応している。


LOEWE CONNECT SYSTEM

CONNECT SYSTEMの40V型液晶テレビ
「LOEWE CONNECT SYSTEM」はいわゆる“スマートTV”機能を搭載した、3D液晶テレビを中心にしたシステム提案。なお、同社はフィリップスやシャープ、LGとアライアンスを組んでスマートTVのサービス拡充に取り組んでいる(関連ニュース)。

同社のSmart TVコンテンツのデモ

専用リモコンは上部にディスプレイも搭載している

オンライン上に用意されたレーベのテレビ製品用アプリで、動画や音楽のストリーミング、ソーシャル機能などが楽しめる使い方がデモで紹介されていた。iPhone/iPadで利用できるリモコンアプリによる操作にも対応している。40V型のテレビはLEDバックライト搭載で、4倍速パネルを採用している。


LOEWE AIR SPEAKER

AirPlayのワイヤレスリスニングが楽しめる
「LOEWE AIR SPEAKER」はアップルAirPlayに対応したボックスタイプのワイヤレススピーカー。本体にはそれぞれ2つのサブウーファーとトゥイーター、ミッドレンジ
用スピーカーを配置して、総合80Wの出力で鳴らせる。本体のミニマルなデザインがレーベらしさを感じさせる。ネットワークにはワイヤード、Wi-Fiの両方でつなぐことができ、USB端子にiPhone/iPodを直で付けることもできる。


LOEWE SOUNDVISION
「LOEWE SOUNDVISION」はiPodドックとCDドライブを搭載したインターネットラジオ。7.5インチのマルチタッチ液晶ディスプレイが本体に搭載されている。音楽ストリーミングサービス「AUPEO!」にも対応している。Bluetoothでスマートフォンなどにつないでワイヤレスリスニングも楽しめる。本体には6つのスピーカーユニットとサブウーファーを搭載する。


LOEWE SOUNDPROJECTOR
「LOEWE SOUNDPROJECTOR」は、本体に40個のスピーカーを内蔵し、サウンドビーム方式で7.1ch/5.1chのサラウンド再生が楽しめるサラウンド・バースピーカー。テレビスタンドに取り付けて、スタイリッシュに薄型テレビシアターをつくることができる。


LOEWE MEDIAVISION 3D
「LOEWE MEDIAVISION 3D」は、3Dコンテンツの再生に対応したBDプレーヤーにiPhone/iPodドックも一体化してしまったマルチコンテンツプレーヤーだ。

これらのほかにも、“デザインのレーベ”を来場者に強烈にアピールするため、3つのデザインスタディも用意した。「Mirror」は本体を鏡面仕上げにしたスレート型TV。「Module」はテレビ番組などの映像を片方のディスプレイに映しながら、もう一面のディスプレイにTwitterのフィードなどネットの情報を表示し、マルチコンテンツを楽しむことを提案するスタディモデル。「Pivot」ではシネスコサイズの液晶モニターを縦型・横型の表示に切り替え、それぞれの画面レイアウトにフィットしたコンテンツを流せるインフォメーションモニターのような使い方を提案していた。

「Mirror」の展示。オーディオビジュアルの見本市会場が、ここだけまるで美術館のようだった

Module


「Pivot」。タテにしてネットワークコンテンツを表示

ヨコにして映画を表示

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