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DLNA対応も予定

ソニー、Android搭載“Walkman”の試作機を出展 − 新たなフラグシップモデルに

2011/09/01 ファイル・ウェブ編集部:山本 敦
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Android搭載“Walkman”の試作機
ソニーはIFA2011のプレスカンファレンス会場に、ポータブルオーディオプレーヤー“Walkman”にAndroid OSを採用した試作機を展示した。

本体のカラーバリエーションはブルーとレッドの2モデル。同社では本機を“Walkman”シリーズのフラグシップモデルとして開発を進めているという。なお正式な型番、およびヨーロッパなど各地での発売スケジュールについては公表されていなかった。

レッドモデル

背面にはスピーカーを搭載する

基本OSにはAndroid 2.3を採用。CPUは非公表。本体はソニー・エリクソンのスマートフォン「Xperia arc」のように、背面をアーチ状にデザインしてグリップ感を高めている。画面はマルチタッチ対応の4.3インチ液晶。解像度はWVGA/800×480ドット。本体にWi-Fi通信機能は搭載されているが、カメラは内蔵しない。

デモンストレーションでは、プロトタイプによる音楽・動画再生のほか、Android向けゲームを試遊できるコーナーが設けられていた。

ゲームコンテンツのデモ

音楽プレーヤーアプリの「Music Player」では直感的な操作を実現。カバーアートビューによりアルバム単位での選曲が行える。カバーアート表示時には、ジャケットを左にスワイプすると楽曲の歌詞データも表示できる。また「SenseMe Channels」によるジューク再生機能や、視覚的にも音楽再生が楽しめる「ビジュアライザー」が搭載されている。

「Music Player」のカバーアートビュー

Music Unlimitedにも対応する

音楽コンテンツについては、クラウド型音楽サービスの「Music Unlimited」(関連ニュース)にも対応が予定されているという。

本体にはHDMI端子も設け、液晶テレビ“BRAVIA”に、“Walkman”の本体に保存した動画ファイルを再生するデモが行われていた。またDLNA機能も内蔵しており、本体に保存した動画・静止画や音楽ファイルを、ネットワーク上のDLNA対応機器にプッシュしてワイヤレス再生が行える。

音楽・動画ファイルなどDLNA対応機器のアイコンに再生したいファイルのカバーアートをドラッグ&ドロップする

直感的なネットワーク再生操作を実現

「Video Player」のアプリでは、画面に表示されたDLNA機器のアイコンに、再生したいファイルをドラッグ&ドロップするだけの直感的な操作で再生が行える。再生可能なファイル形式は再生側のDLNA対応機器で再生可能なファイル形式に依存する。

また“Walkman”本体に保存したファイルだけでなく、サーバー機器(DMS)に保存した音楽や動画ファイルを本機で再生するプレーヤー機能(DMP)や、コントローラー(DMC)機能も備えている。ブースでは“Walkman”に保存したファイルをDLNA対応機器へプッシュ再生するデモも行われていた。

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