HOME > ニュース > ひかりTV、スマホ/タブレット端末での視聴対応など新サービスを発表 − DLNA対応でダビングも可能に

2011年の事業展開説明会を実施

ひかりTV、スマホ/タブレット端末での視聴対応など新サービスを発表 − DLNA対応でダビングも可能に

公開日 2011/04/20 18:42 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

料金体系などについては「ひかりTVをすでにご利用頂いているユーザーへの追加料金は発生しないような形で考えている」とし、併せて「まだアイディア段階でどうなるかは未定だが、例えばスマートフォンなどでの視聴をメインに行いたい新規加入者に向けて有料でのモバイルセットメニューを用意するといったことも検討していきたい」(いずれも板東氏)との説明もあった。

iPadでのサービス画面イメージ(※配信作品等は仮のものです)

iPhoneでのサービス画面イメージ(※配信作品等は仮のものです)

また、同サービスで利用可能なコンテンツについて板東氏は「従来のひかりTVでは約7,000本の見放題コンテンツを提供するが、このなかからコンテンツホルダー様に配信許可を頂けたものを対象とする予定だ」と述べた。

サービスの詳細は現時点で未定の部分が多いが、デモでの説明を担当していた同社スタッフによればビットレートは「1Mbps程度を上限に、ユーザーの回線速度に合わせて何段階かに分けて用意することになるのではないか」とのこと。また、「利用できるモバイル端末の数については、権利関係の問題もあるので無制限ではなく1ユーザーあたり2〜3台程度などになるだろう」という説明も聞けた。

なお、同サービスと従来のひかりTVでの番組視聴は双方を同時に利用可能。例えば自分がスマートフォンである番組を視聴し、家族がテレビで別の番組を視聴するといったことももちろん可能だ。

「ダビング/マルチルーム機能」は、ひかりTVのSTBがDLNAに対応するというもの。サービスインは6月を予定しており、開始時点ではダブルチューナーでHDD内蔵のSTB「IS1050」がファームウェアアップデートによって対応する。

DLNAへの対応によりPCでの光ディスクへのダビングなどが可能に

同機能では、「外部PCを経由しての光ディスクやNASへのダビング」と「外部のDLNA機器を使っての録画番組のマルチルーム視聴」の2段階でサービスを提供予定。まず最初にダビング機能が提供され、第2四半期中を目途に、マルチルーム機能を追って追加する。

本日のデモではダビング用のPCソフトにDigiOn社の「DiXiM BD Burner」を使用。「あくまで参考出展で、ひかりTVへの正式対応は現在検討中」(説明担当スタッフ)とのことだったが、「ライティングソフトはほぼ完成しつつある。提供方法については、例えばSTBとセットでの無料提供や、ソフト単体での有料提供など色々な方法があると思うので、検討しているところだ」と説明していた。

実際の利用画面イメージ

デモではPCソフトとして「DiXiM BD Burner」を使用していた

オリジナルチャンネルに関しては、現在提供している「ひかりTV STYLE」を4月25日より「ひかりTVチャンネル」へと変更。同社所属のプロゴルファー、宮里美香選手によるレッスン番組「宮里美香のFUN FUNゴルフ・ミカデミー」の3Dによる放映や、日本全国を巡って各地の美少女“ジモプリ(地元のプリティな女の子)”を探すオリジナル番組「テリー伊藤の日本縦断!ジモプリ発掘プロジェクト」などの新番組提供などを行う。

関根勤と柳原加奈子をナビゲーターに起用した「ひかりTVナビ」なども放映開始予定

なお、同施策については板東氏が「例えば『ジモプリ発掘プロジェクト』では全国各地を回るので、その地方の名産品もひかりTVからそのまま購入できるようにしたりといったことも将来的には考えていきたい」とも語った。

そしてビデオ作品のラインナップ拡充については、幅広いジャンルの作品約21,000本を提供し、そのうち約7,000本を見放題作品として提供する。また「今後はWOWOWさんが3チャンネルを使ってHD放送化することも控えているので、そうした部分にも対応していきたい」(板東氏)と説明した。加えて「設備対応などの問題もあるため今すぐという段階ではないが、民放BSの配信についても各社と話を進めている」ともコメントした。

これらの施策をもって、板東氏は「2011年度末で加入者数を190万件まで伸ばしていきたい」とコメント。「2010年度も101万から141万までユーザー数を増やした。販売店、NTT東西による直販、ひかり回線ユーザーへのテレマーケティングという3つの販売チャネルが確立していることに加え、もちろん新たな販売チャネル開拓も考えており、プロモーションの仕方によって2010年度の純増数プラス10万件くらいは可能ではないかと考えている」と、今後の展開に自信を見せた。

2011年度末までに回委員数190万件突破を目指す

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE