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2月中旬からApple Storeなどで販売開始
【CES】Audyssey、同社サウンド技術を多数搭載したオーディオシステム「Audio Dock」を日本向けにも発売
ホームシアターファイル編集部・平野勇樹
2011年01月10日
CES会期中、ラスベガス・ヒルトンホテル内のスイートルームにて、Audysseyが最新テクノロジーのデモンストレーションをおこなっている。
Audysseyは南カリフォルニア大学のオーディオ研究機関を母体としたブランド。「リスニングルームでの再生音を本物の音に近づけること」を目指して、さまざまな音響技術を続々と開発している注目のメーカーだ。すでに多くのテレビメーカーやAVメーカーがAudysseyの音響技術を採用しており、その地位は業界で揺るぎないものとなっている。
まず、最大の注目はAudysseyブランドを冠した初めての製品となる「Audio Dock」だ。すでに米国では昨年11月からApple Store限定で商品が販売されている。そしてこのたび、日本での販売も正式にアナウンスされた。発売は2月中旬で、日本でもApple Storeからの展開となる。App Storeから無料でダウンロードできる専用のアプリケーションも、発売にあわせて日本語表示に対応させるという。
「Audio Dock」はデスクトップやリビングのシェルフのうえなどに置いて使うことを想定したオーディオシステム。Audyssey独自の6つのサウンドテクノロジーが搭載されていて、コンパクトなサイズながら信じられないほどクリアで迫力のある低域を再現する。とくに注目したい新技術が「Audyssey Tilt」だ。これはひとつのコントローラーで低域から高域まで全体の音調バランスを調節できるというすぐれもの。視聴スタイルやコンテンツにあわせて、音質のカスタマイズができる。
また、Bluetoothにも対応しており、iPhoneやiPodをドックから外しても、ワイヤレスで音楽をストリーミング再生可能。スピーカーフォン機能も搭載しているので、iPhoneをドックに差したままハンズフリーで通話ができる。
さらにデモルームでは、薄型テレビ向けの最新オーディオ技術も実演されている。薄型テレビの背面に設けたサブウーファーを活用して、そこにAudyssey独自のサウンドテクノロジーを盛り込むものだ。これまで同社が薄型テレビのために開発してきた「Audyssey EQ」、「Audyssey ABX」、「Audyssey Dynamic Volume」、「Audyssey Volume Extension」といった基本技術をさらに発展させたものになる。したがって単純に低域を膨らませるのではなく、あくまで全体の音のバランスを保ちながら、テレビ本体だけでクリアでワイドレンジなサウンドを聴かせる。その効果は驚きのひとこと。薄型テレビの音質は、近い将来、飛躍的に改善されるかもしれない。すでに薄型テレビに実装できる状態で、早ければ今年中に、このテクノロジーを搭載したテレビが発売される見込みだという。
なお、会場では「Audio Dock」の製品開発に携わったChris Kyriakakis氏とエンジニアのAndrew Turner氏にもインタビューをおこなうことができた。その模様は別稿で、あらためてご紹介したい。
Audysseyは南カリフォルニア大学のオーディオ研究機関を母体としたブランド。「リスニングルームでの再生音を本物の音に近づけること」を目指して、さまざまな音響技術を続々と開発している注目のメーカーだ。すでに多くのテレビメーカーやAVメーカーがAudysseyの音響技術を採用しており、その地位は業界で揺るぎないものとなっている。
まず、最大の注目はAudysseyブランドを冠した初めての製品となる「Audio Dock」だ。すでに米国では昨年11月からApple Store限定で商品が販売されている。そしてこのたび、日本での販売も正式にアナウンスされた。発売は2月中旬で、日本でもApple Storeからの展開となる。App Storeから無料でダウンロードできる専用のアプリケーションも、発売にあわせて日本語表示に対応させるという。
「Audio Dock」はデスクトップやリビングのシェルフのうえなどに置いて使うことを想定したオーディオシステム。Audyssey独自の6つのサウンドテクノロジーが搭載されていて、コンパクトなサイズながら信じられないほどクリアで迫力のある低域を再現する。とくに注目したい新技術が「Audyssey Tilt」だ。これはひとつのコントローラーで低域から高域まで全体の音調バランスを調節できるというすぐれもの。視聴スタイルやコンテンツにあわせて、音質のカスタマイズができる。
また、Bluetoothにも対応しており、iPhoneやiPodをドックから外しても、ワイヤレスで音楽をストリーミング再生可能。スピーカーフォン機能も搭載しているので、iPhoneをドックに差したままハンズフリーで通話ができる。
さらにデモルームでは、薄型テレビ向けの最新オーディオ技術も実演されている。薄型テレビの背面に設けたサブウーファーを活用して、そこにAudyssey独自のサウンドテクノロジーを盛り込むものだ。これまで同社が薄型テレビのために開発してきた「Audyssey EQ」、「Audyssey ABX」、「Audyssey Dynamic Volume」、「Audyssey Volume Extension」といった基本技術をさらに発展させたものになる。したがって単純に低域を膨らませるのではなく、あくまで全体の音のバランスを保ちながら、テレビ本体だけでクリアでワイドレンジなサウンドを聴かせる。その効果は驚きのひとこと。薄型テレビの音質は、近い将来、飛躍的に改善されるかもしれない。すでに薄型テレビに実装できる状態で、早ければ今年中に、このテクノロジーを搭載したテレビが発売される見込みだという。
なお、会場では「Audio Dock」の製品開発に携わったChris Kyriakakis氏とエンジニアのAndrew Turner氏にもインタビューをおこなうことができた。その模様は別稿で、あらためてご紹介したい。
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