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売上高は前年同期比114.7%

パイオニア、2010年1Q連結業績を発表 ー 純利益約6億円と大きく業績を伸ばす

公開日 2010/08/06 19:34 ファイル・ウェブ編集部
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パイオニア(株)は、2010年第1四半期の連結業績決算を発表した。今期の売上高は1,098億4,800万円、営業利益は23億6,800万円、四半期純利益は5億9,800万円となり、前年同期より大きく業績を伸ばした。

2010年1Qの連結経営成績と連結財政状態

前期に撤退したプラズマディスプレイの売り上げ減や円高の影響があったものの、ブルーレイディスクドライブ関連製品の売り上げが伸びたこと、カーオーディオの売り上げがOEM、市販ともに増加したことから、前年同期に比べて14.7%増収とした。

営業損益は、販売費や一般管理費は前年同期に比べて増加したが、売り上げ増による売り上げ総利益の増加や、構造改革によって原価率が大幅に良化したことで、前年同期では87億5,600万円の損失から、23億6,800万円の利益へと改善した。

カーエレクトロニクスの売り上げは、前年同期に比べ15.6%増収となる626億9,800万円。カーナビゲーションシステムはOEMも市販向けも主に国内で減少した。カーオーディオは、市販向けは主に中南米や欧州で伸び、OEMでも国内や北米で伸びた。

ホームエレクトロニクスの売り上げは、前年同期に比べ16.2%増収の350億5,700万円となった。これはBD関連製品の売り上げが光ディスク合弁事業により大きく増加したこと、またAVレシーバーが北米を中心に好調に推移したことによる。

国内/海外の売り上げは、国内は83.3%増収の148億5,800万円、海外は8.4%減収の201億9,900万円となった。

今回の業績は大きく伸長したが、2010年度連結業績予想の変更はない。同社は「当第1四半期は、売上、損益ともに期初計画を上回りましたが、第2四半期以降の消費動向や競争環境については慎重に見積もっています」とコメントしている。

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