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販売金額も9倍になると予想

3Dテレビの出荷台数は2015年に7,800万台へ、iSuppli予想

2010/03/02 ファイル・ウェブ編集部
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米調査会社のiSuppliは、グローバルの3Dテレビの出荷台数予測を発表した。それによると、2010年には420万台程度の市場が、2015年には7,800万台に大きく伸長するとしている。

また同社は、出荷台数の伸びにともない、売上げ金額も2010年の74億ドルから、2015年には約9倍となる644億ドルになると予測している。

3Dテレビの出荷台数と販売金額の推移(iSupply予測)

同社のテレビ調査部門ディレクターのRiddhi Patel氏は、「今年1月のCESでソニー、LG電子、パナソニック、サムスン電子といったトップテレビメーカーがフル機能を備えた3Dテレビを家庭に提供することを表明し、さらにCESではコンシューマーエレクトロニクスメーカーが3D対応BDプレーヤーやホームシアターシステムも発表したことも、3Dをニッチマーケットから、数年内にはメインストリームにさせる大きなサポートとなるだろう」と述べている。

さらに同社は、3D市場でのメーカー間の競争が激しくなることで、3Dテレビの平均単価も大きく下がると予測。2010年には1,768ドル程度の単価が、2015年には825ドルまで落ちるとし、これが世界中の消費者を3Dテレビに引きつける、と述べている。

3Dテレビの平均単価の推移(iSupply予測)

コンテンツについてもESPNやDIRECTV、BSkyB、SkyLifeなどの放送局が提供を開始し、3D対応ゲームについても2010年には40〜50タイトルが販売されるだろうと予測している。

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