218億円の四半期純利益を計上

日立、2010年3月期3Q決算を発表 - 四半期では全部門が黒字化

ファイル・ウェブ編集部
2010年02月04日
(株)日立製作所は、2010年3月期第3四半期の連結決算を発表。当四半期の売上高が前年同期比5パーセント減の2兆1,579億円となったことなどを発表した。

売上高は、四半期単独で前年同期比95パーセントとなる2兆1,579億円。2009年4月1日から12月31日までの連結累計では前年同期比83パーセントの6兆2,828億円となった。

営業損益は、電力・産業システム部門が、事業構造改革の進展や操業度の一部持ち直しによる自動 車機器の改善、社会インフラ分野の売上増加により黒字転換したほか、デジタルメディア・民生機器部門も事業構造改革の進展やエコポイント制度の効果等により黒字化。

そのほか、高機能材料部門も黒字回復するなど、当四半期は全部門が黒字となり、全体では前年同期に比べ808億円改善し663億円の利益となった。四半期純利益では、前年同期比で3,929億円増となる218億円を計上した。

デジタルメディア・民生機器部門の売上高は、光ディスクドライブ関連製品が好調に推移したものの、空調機器が設備投資抑制により減少したほか、ローリスク経営への転換を目的とした構造改革を実施し、薄型テレビの海外販売チャネルを大幅に絞込んだことから、部門全体では前年同期比15パーセント減の2,623億円となった。

営業損益は、売上減少や価格下落の影響があったものの、薄型テレビ事業がプラズマパネルの外部調達への切り替えや海外販売チャネルの絞込みなどの構造改革の進展とエコポイント制度の効果等により前四半期に続き黒字となった。また、光ディスクドライブ関連製品も売上増加に伴い増益となったことなど から、前年同期に比べ203億円改善し、41億円の利益となった。

なお、同社では最近の業績動向を踏まえ、2009年10月29日に公表した業績予想を修正。営業利益予想を800億円から1,350億円に、税引前当期純利益を900億円の赤字から450億円の赤字に、非支配持分控除前当期純利益を2,200億円の赤字から1,950億円の赤字に、そして当期純利益を2,300億円の赤字から2,100億円の赤字へとそれぞれ上方修正した。

2010年3月期第4四半期連結会計期間は、緩やかな景気回復が続くものの、民間設備投資等の 回復の遅れが懸念されるため、2010年3月期通期の売上高は前回予想と同額となる見通し。

損益面では、原価低減施策や事業構造改革の推進に加えて、社会イノベーション事業でのプロジェクト管理強化などにより、前回予想から改善する見通しだとしている。

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