「デュアルハイブリッド構造」により音質をグレードアップ

ビクター、木製素材のユニット&ハウジングを搭載したカナル型イヤホン「HA-FX700」を発売

ファイル・ウェブ編集部
2009年12月24日

HA-FX700
日本ビクター(株)は、新設計のウッドドームユニットを搭載したカナル型イヤホン「HA-FX700」を、JVCブランドから2010年2月上旬に発売する。価格はオープンだが、3万円前後での販売が予想される。


新製品「HA-FX700」と先行モデルの「HP-FX500」(写真右)
同社では本体の素材に“木”を採用した初のカナル型イヤホン「HP-FX500」を2008年2月に発売し、好評を博している。本機はFX500の上位に加わる高級機となり、同じくハウジングと振動板部分に木製素材を採用したことで、自然な音の広がりと響きを実現している。

振動板は独自の木素材薄膜加工技術により、ドーム型に成型加工を施した新開発の“ウッドドーム振動板”を採用。FX500で8.5mm口径だったユニットを、本機では10mm口径に大型化している。その表面積はFX500の2倍のサイズを実現しているという。木材は優れた物性値を考慮して「樺材」が選ばれている。ウッドドームの形状は「円錐型ドーム」とし、低域の歪みを減少させるとともに、伸びのあるピュアな中高域の再生が可能になった。


10mm口径に大型化された“ウッドドーム振動板”
ユニットの“前後”に比重の大きいブラスリングを加えた「デュアルハイブリッド構造」を採用。FX500では背面のみに設置していたブラスリングを前面にも加えることで、ボイスコイルの振動漏れを低減。また振動板が音声信号に対してより忠実、かつ安定して振幅できる構造であるため、さらに高解像でクリアなサウンドの再生が可能であるという。


ウッドハウジングの内部構造

本機に採用されたパーツ
ウッドハウジングの内部はこのウッドドームユニットとデュアルハイブリッド構造を軸に構成されている。吸音材にはグラスウールを採用し、音全体のバランスを整え、豊かな響きが加わった。またハウジング内部には“制振ジェル”が用いられ、コードから伝わる振動を抑え、音質を劣化させるノイズの低減を実現している。再生周波数帯域は6Hz〜26kHz、感度は104dB/1mW、インピーダンスは16Ω、最大許容入力は200mW。


密閉型ながら伸びと広がりのあるサウンドを実現するため背面をメッシュタイプのセミオープン構造としている
本体質量は9.6kg。Y型0.8mの本体コードに延長0.7mコードを付属する。またパッケージにはシリコンタイプと低反発タイプのイヤーピース、専用キャリングケースが付いてくる。

本機の商品企画に携わった日本ビクター(株)ホーム・エンタテインメント事業部 AVコミュニケーション統括部 企画部主査 澤田孝氏はマスコミ向けの製品説明会に登壇。「木製素材のメリットを活かすことで、楽器の美しい生音と演奏時の空気感まで量感豊かに表現することが本機のコンセプトだった。FX500の開発で培った、木製素材をカナル型イヤホンに活かす技術をより発展させることで、より広い音場感と豊かな低音の表現力が獲得できたと自負している」と語った。


【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17(フリーダイヤル)
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  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドVICTOR
  • 型番HA-FX700
  • 発売日2010年2月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格30,000円前後)
●型式:ダイナミック型 ●再生周波数帯域:6Hz〜26,000Hz ●出力音圧レベル:104dB/1mW ●インピーダンス:16Ω ●最大許容入力:200mW(IEC) ●コード:0.8m(Y型)CFC+延長0.7mコード、 φ 3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ付 ●質量(コード含まず):9.6g

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