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1000を越すエントリー製品の中から金賞に輝くモデルは?

【AVレビュー編集部】VGP2010 注目製品レビュー(9) KRIPTON KX1000P

公開日 2009/10/10 13:17 AVレビュー編集部
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2009年を締めくくり、2010年のオーディオ・ビジュアルの動向を占う「ビジュアルグランプリ2010」。本機時では1000を超えるエントリーの中から注目製品を紹介する。今回は、ピュアオーディオ部門、フロア型/ペア50万円以上100万円未満のスピーカーシステム部門から、KRIPTONのKX-1000Pを紹介する。

KX-1000Pは同社のVigoreシリーズの最上位モデルとなる3ウェイ4スピーカーのフロア型スピーカー。「Made in Japanの銘機作り」をコンセプトに徹底的な音質追求を図ったモデルだ。

KRIPTON KX-1000P ¥997,500(ペア)

170mmのクルトミューラーコーンウーファー、35mmピュアシルク・リングダイアフラムトゥイーターに加え、スーパー・ツインドライブウーファーを搭載。全てのユニットには優れたトランジェント特性と音質に定評あるアルニコ・マグネット壷型磁気回路が採用されている。

エンクロージャー内部は情報の2ウェイ部と下方のスーパーウーファー部が密閉方式で2分割された構造を採用。それぞれバイワイヤリング端子による入力を行い、さらなる高音質再生も可能としている。

ビジュアルグランプリ審査委員を努める大橋伸太郎氏の批評によれば、ピアノの表現力に優れ、倍音成分の豊かさや、基音とのバランス、歪みなくリニアに伸びて行く高域が本機の魅力という。(AVレビュー8月号 連載「SOUNDLUXE」より)

今回のVGP2010のエントリーでも、国内スピーカーメーカーの活躍には大いに期待ができそうだ。以前にお伝えしたFOSTEX、GX102/103のようなエントリー向けから、本機のようなハイエンド機まで、オーディオ分野の審議の一つのトピックとなることは間違いない。審議の結果に注目である。

【SPEC】●形式:3ウェイ4スピーカー密閉型(完全防磁型、EIAJ) ●スピーカーユニット:35mmピュアシルク・リングダイアフラム・トゥイーター、170mmクルトミューラー・コーン型ウーファー、170mmクルトミューラーコーン型スーパー・ツインドライブウーファー ●定格入力:50W  ●最大入力:150W ●出力音圧レベル:88dB/m ●インピーダンス:6Ω ●クロスオーバー周波数:150Hz、3,500Hz ●再生帯域:35Hz〜40kHz ●外形寸法:280W×1005H×243Dmm ●質量:33Kg(スピーカーベースを含む)

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