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CEATEC JAPAN 2009レポート

欧州で利用拡大するDivX/ピクセラがホームネットワーク提案

2009/10/07 Phile-web編集部
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本項では「ホーム&パーソナルゾーン」に出展しているDivXやピクセラなど注目ブースをまとめてレポートする。

DivX


DivXブース
DivXのブースでは、ビデオコーデック「DivX」がPCからDivX対応の家電製品、携帯電話やポータブル機器といった様々なデバイスで再生できる汎用性の高いフォーマットであることをアピールする。


パイオニア「BDP-LX91」にもDivXロゴが入っている

DivX対応AV機器が並ぶ
日本ではまだ対応機器が多いとはいえないが、ヨーロッパでのAV機器への普及率は90%程度だという。ブースにはPS3、パイオニアのBDプレーヤー「BDP-LX91」やデノンのBDプレーヤー「DBP-2010」といった対応機器が展示されているほか、DivXファイルで映画コンテンツをダウンロード販売しているワーナー・ホーム・ビデオのフランスサイト「WARNER VIDEO LIVE.com」(http://www.warnervideolive.com/)も紹介している。


DivXファイルでコンテンツを提供している仏のサイト「WARNER VIDEO LIVE.com」

購入フローを体験することができる
SDカードアソシエーション


SDカードアソシエーションブースに展示されていたパネル
SDカードアソシエーションでは2000年に8MB容量からスタートしたSDメモリーカード規格が大容量化、高速化に伴い、ビデオカメラや薄型テレビなど用途が拡大していく様子をロードマップにまとめて紹介している。

また次世代SDメモリーカードについてもパネルで説明。今年4月に策定化された最新規格“SDXC"が2TBまでの大容量化を実現したことを紹介するほか、Busインターフェーススピード最大300MB/秒を規格化中であること、次世代セキュリティーの規格化を検討中であることなどが記されている。


次世代SDメモリーカードの説明
マイクロビジョン

米Microvisionは、PicoPディスプレイエンジンを搭載し世界初のレーザースキャン方式で動作する手のひらサイズのプロジェクター“Pico Projector"「SHOW WX」を出展する。


SHOW WX

車載用ヘッドアップディスプレイのプロトタイプ
解像度は848×480ドット、輝度は10ルーメン、アスペクト比は16対9、コントラスト比は5,000対1。画面サイズは15mmから最大2.5mで、最長2.5mからの投影が可能。レーザースキャン方式のため、焦点調整をしなくても常にボケのないくっきりした映像を投影できるのが特徴だという。

また同じくレーザースキャン方式を採用した車載用ヘッドアップディスプレイ「PicoHUD」も参考出展されていた。

ピクセラ


ピクセラのブースではホームネットワークのデモを実施

ピクセラが提案するPCを中心としたデジタルホームネットワークの将来像
ピクセラブースでは、同社ならではの“PCを中心としたデジタルホームネットワーク”という提案を行っている。「RecALL」と名付けられたDLNAホームサーバーでは、録画したテレビ番組、カメラで撮影した動画・静止画、ネット上の動画コンテンツやニュース情報といった膨大なデータの中から、ユーザーの嗜好に基づいておすすめのデータをピックアップ。さらにこれらの多様なデータをプレーヤー側で再生できるファイル形式に自動変換して伝送するといった機能が描かれている。


コントローラーソフトのプロトタイプ
また会場ではStationBrowserと名付けられたコントローラーソフトのプロトタイプが展示されている。このソフトはサーバー内のデータを管理できるもので、高度な検索機能やマルチタッチインターフェースによる直感的な操作などが特徴。ブースでは実際に操作して、仮想のホームネットワークを体験することができる。

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