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1000を越すエントリー製品の中から金賞に輝くモデルは?

【AVレビュー編集部】VGP2010 注目製品レビュー(3)PIONEER「PDX-Z10」

2009/09/30 AVレビュー編集部
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ビジュアルグランプリ2010の開催に先立ち、有力候補と目される製品群をピックアップする「VGP2010 注目製品レビュー」。第3回にお送りするのは、スーパーハイコンポ製品部門・ネットワークプレーヤー(20万円以下)カテゴリーの注目商品であるパイオニアのPDX-Z10だ。


PIONEER 「PDX-Z10」 \150,000
POX-Z10は1台でパッケージメディアはもちろん、多様な先進的メディアに対応したミュージックレシーバーだ。視聴可能なメディアはSACD、CD、iPodデジタル、USBストレージ、Bluetooth、DLNAによるネットワーク再生、インターネットラジオ、FM/AMラジオとまさにマルチなソースの再生に対応している。

注目はやはりネットワーク対応とiPodデジタル入力への対応だろう。本機はLAN端子からネットワークに接続することで、PCやNASなどのサーバーに保存された音源を再生することができる。再生可能なファイル形式も、非圧縮のWAV、圧縮形式のMP3、高音質音楽配信にも用いられるロスレス圧縮形式FLACなどと多彩である。

再生メディアの多様さはもちろん、音質面でも様々な技術が投入されている。新開発PWMプロセッサーを使用し高純度な信号再生を実現するフルデジタルアンプ、切れの良いサウンドを可能にするパラレルBTLアンプ構造、音質低下の原因となるジッターを低減するサンプリングレートコンバーターなどを採用し、デジタルコンテンツに刻まれた情報をあますことなく引き出すことができる。

また、PDX-Z10は妥協のない音質チューニングを徹底的に行ったうえで、音楽制作のプロフェッショナル「Air Studios」のエンジニアとのチューニングセッションも行っている。結果、同スタジオから「Air Studios Monitor」の認証を得ている。

オーディオの先進性を果敢に取り込みつつ、クオリティ面からも多くの技術が投入されたPDX-Z10 は、まさに「スーパーハイコンポ」を体現する製品として、グランプリ審査会でも注目を集めること必須であろう。

【SPEC】
●再生対応ディスク:SACD、音楽CD、CD-R/CD-RW(音楽CDフォーマット、MP3、WMA)、FM・AMチューナー ●実用最大出力 50 W+50 W ●iPod/USB入力:1系統 ●再生フォーマット: MP3、WMA、MPEG-4 AAC、WAV、FLAC ●オーディオ入力(リアパネル):3系統 (LINE1,2、PHONO)●オーディオ入力(フロントパネル):1系統 (ステレオミニプラグ) ●Ethernet端子:1系統 ●PHONO:MMタイプ ●オーディオ出力:アナログLR×1 ●ヘッドフォン端子:1系統 ●消費電力:43 W (待機時0.4 W) ●外形寸法:386W×93H×350Dmm ●質量 5.5 kg ●問い合わせ先:パイオニア TEL/0120- 944-222

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