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ビクター主催 市民ビデオの祭典

第31回「東京ビデオフェスティバル」開催 − 入賞100作品から2つの「大賞」作品が決定

公開日 2009/03/02 17:30 Phile-web編集部
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日本ビクター(株)が主催する国際的な市民ビデオの祭典「第31回 東京ビデオフェスティバル(TVF2009)」のイベント、「TVF2009 in YOKOHAMA」が開催され、入賞100作品の中から2つの大賞が決定された。

これまで31年間に渡って開催されてきた「東京ビデオフェスティバル」は、その活動が十分に役割を果たしたとして、今回の開催を最後に幕を閉じる運びとなった。

今年のイベントには世界54の国と地域より、2,231作品(国内760/海外1,471)の応募があり、全体の64%を占める20代の世代を中心に、8歳から98歳まで幅広い世代層の応募者があったという。厳正なる審査の結果、入賞作品には「優秀作品賞」30作品、「佳作」70作品を合わせた100作品が決定されるとともに、2月28日、3月1日開催の「TVF2009 in YOKOHAMA」では、グランプリに当たる「ビデオ大賞」、準グランプリに当たる「日本ビクター大賞」の2作品も選出された。

受賞作品のプロフィールは下記の通り


『Melanie - Ich gehe meinen Weg - (メラニー −自分の道をゆく−)』
◆ビデオ大賞(グランプリ)受賞作:『Melanie - Ich gehe meinen Weg - (メラニー −自分の道をゆく−)』/Klaus Fleischmanさん・ドイツ
ストーリー:盲目の少女メラニーが、家族や友だち、社会の支えを得ながら、明るく成長していく日常を叔父の目で捉えた人間ドキュメント。幼い頃から何にでも挑戦する活発な少女だった彼女。高校卒業を前に、将来は社会福祉の道に進もうと希望に燃え、勉強に励む。常に前向きに生きる姿に勇気づけられる。


『共に行く道』
◆日本ビクター大賞(準グランプリ)受賞作:『共に行く道』/内田リツ子さん・千葉県
83歳で <要介護4> の夫を介護する妻(作者)が、日常生活を淡々と記録した「老々介護」のドキュメント作品。介護生活は、戸惑いと大変なことの連続だが、気負わず、介護サービスの助けも借りながら、明るさを失わない妻である。得意なカラオケや絵で、見違えるように生き生きとした表情を見せる夫。57年連れ添った夫婦に通い合う情愛が全編ににじむ。

またインターネット投票から選ばれる「ピープル賞」には、コロンビアのDiana Carolina Montenegro Garciaさんの作品『Sin Decir Nada(何も言わずに)』、香港のChung Wai Kitさんの作品『封心鎖(心の鍵)』、長野県梓川高等学校 放送部の作品『12.7%』の3作品が選出された。

「TVF2009 in YOKOHAMA」のイベントレポートは、後ほど詳しくご紹介する予定だ。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株)東京ビデオフェスティバル事務局
TEL/03-3289-2815

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