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輝度向上&低消費電力を実現

三菱電機、超小型プロジェクター向け高出力半導体レーザーを開発

2009/01/20 Phile-web編集部
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三菱電機(株)は、超小型カラープロジェクターなどに用いる単一横モード発振の赤色半導体レーザーとして、波長638nmで出力110mWを実現した高出力半導体レーザーを開発した。


638nm高出力半導体レーザー「ML520G54」
昨年より各社から相次いで販売されている、超小型カラープロジェクター向けに開発されたもの。2月1日よりサンプル出荷を開始する。

これまで波長640nm以下の赤色半導体レーザーが高出力領域で単一横モード特性を維持するのは困難とされていたが、同社は記録型DVD装置で培った技術を適用することで、波長638nmの単一横モード発振半導体レーザーにおいて世界最大出力となる110mWを実現した。なお素材と構造を最適化し50℃までの環境下において出力110mWでの動作に対応する。

また110mW出力時の電力変換効率は28%(25℃時)と世界最高値を達成。小型カラープロジェクターの輝度向上と低消費電力を可能にする。

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