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高音質DA変換技術などを搭載

三菱、DIATONEブランドから車載用ハイエンド・デジタルオーディオシステムを発売

2008/12/04 Phile-web編集部
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三菱電機(株)は、DIATONEブランドから高音質DA変換技術などを搭載した、車載用ハイエンド・デジタルオーディオシステム「DA-PX1」を12月12日に発売する。


DA-PX1
取り付け費用を含まない本体の価格は税込800,000円。構成はメインユニット/サテライトユニット/ディスプレイユニットの3ピースにリモコンを付属する。サテライトユニットにはUSBメモリーによるオーディオファイル再生機能が搭載されており、メインユニットとの間は双方向同期伝送の「DIATONEリンク」を装備し、高音質化を実現している。

メインユニットには32bitアドバンスト・ピュアバリアブルカレントDAコンバータを搭載する。また電流源を2分割し、ペア構成の電流スイッチを通過後に再構成することで、クロックジッターの影響を最大16分の1までに低減している。これらにより、ビット欠落なしにDA変換と音量調整を同時に行い、ボリュームを絞った微小音量再生時にも緻密でクリアなサウンドが実現されるという。

DAコンバーターに入力されるデジタル信号は、定電流スイッチと平衡伝送技術を用いることで徹底的にデジタルノイズを排除。また「リアルタイムコレクター」搭載により、プレーヤー部とDAC部が異なる非同期のセパレートデジタル伝送システムにおいても、水晶レベルのクロック時間精度を実現するとともに、伝送時間の遅延をほとんど発生させず、高音質再生を可能にしている。さらに「メモリータイムコレクター」では伝送間のクロックずれをメモリーで吸収することで、高品位なサウンドを実現する。

デジタルグラフィックイコライザーには「アジャスタブルFIRイコライザー」を搭載。独自のアルゴリズムでIIR方式の調整性とFIR方式の高精度演算の両立を可能にし、高品質の周波数特性補正を実現している。またPCMデジタル信号からデジタル化される前のアナログ信号状態を推定し、量子化ノイズを低減させる独自の「適応型補間アルゴリズム」も採用されている。さらに高音質な機器間の信号伝送を実現するため。リモートポテンシャル伝送方式を採用。不平衡電圧伝送でありながら、ノイズの影響を受けない信号伝送により、クリーンかつ透明感のある音質を実現している。

音声入力はデジタル5系統、アナログ2系統を搭載。音声出力はメイン出力となるアナログ2系統とサブウーファー専用端子を1系統備える。システムを複数台並列接続することで、マルチチャンネル対応も可能だ。音量などは全チャンネルが連動制御できる。

その他の豊かな低音を実現するための「リアルベース」機能、2chスピーカーで5.1chサラウンド音場を実現する「DIATONEサラウンド」などの機能を備えるほか、DA変換段には高精度4倍オーバーサンプリング32bitデジタルフィルターを搭載し、4種類の異なるフィルター特性により音楽ソースに合わせて好みの音質が選択できる。

USB入力端子は2系統を搭載し、リニアPCMやWAV、MP3/WMA/AACの各フォーマットが再生可能だ。

【問い合わせ先】
三菱電機(株)カーインフォメーションセンター
TEL/0120-182710

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルカーオ−ディオ
  • ブランドDIATONE
  • 型番DA-PX1
  • 発売日2008年12月12日
  • 価格¥800,000(税込)