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<CEDIA2008:ソニー(3)>アンプからもHD配信の想いが透けてくるソリューション提案

公開日 2008/09/07 09:53
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ソニーブースでは他に、テレビ、プロジェクター、ブルーレイプレーヤーなども注目を集めていたが、ここではアンプを採りあげたい。といっても、プロダクトとしてのアンプというよりも、ソリューションとしてのアンプである。

まずはサラッとラインアップを紹介しよう。ソニーのアンプの展示は、「ES Component Line up」と銘打たれ、AVアンプ5機種を中心に、マルチゾーンアンプ、2chアンプなどが並べられていた。

ソニーの展示していたAVアンプは5機種。上から「STR-DA6400ES」、「STR-DA5400ES」、「STR-DA4400ES」、「STR-DA3400ES」、「STR-DA2400ES」

AVアンプは上から「STR-DA6400ES」、「STR-DA5400ES」、「STR-DA4400ES」、「STR-DA3400ES」、「STR-DA2400ES」。それぞれHDオーディオ対応、マルチゾーン対応となっている。

AVアンプも注目を集めていたが、それ以上にインストーラーが熱心に質問を浴びせていたのが12ゾーンHDディストリビューション「CAV-CVS12ES」である。こう言ってしまうと、北米で一般的なマルチゾーンコントローラーと勘違いする方もいるだろうが、この機種で特筆したいのはHDの配信に焦点を当てた点。12ゾーンHDをCAT5Eで配信することが可能である。

12ゾーンHDディストリビューション「CAV-CVS12ES」。カテゴリー5でHD映像を伝送する

「CAV-CVS12ES」とともに展示されていたのがCAT5Eをコンポーネント信号に変換する 「CAV-CVB1」。両者に対して、熱心に質問を浴びせかけるインストーラーが相次いでいた。

カテゴリー5の信号をコンポーネント信号に変換する「CAV-CVB1」

同時に、6chマルチゾーンアンプ「CAV-M1000ES」も展示。本機は「CAV-CVS12ES」 とともに使用することが推奨されている6chパワーアンプであり、HDビデオスイッチャーも兼用している。付属のリモコンは5.1インチのLCDタッチパネルで、カスタマイズリモコンでもある。

6chマルチゾーンアンプ「CAV-M1000ES」

ソニーではこの他、400枚のディスクが収納可能なBDメガチェンジャーや、昨年もレポートした埋め込みスピーカー「Sposato」、コントロール4で動かすホームソリューション「NHS」シリーズなどを積極的に展示。それらからは北米有数のカスタムインストールブランドとしての自負がうかがわれる。

ついに登場BDチェンジャー。なんと400枚のディスクが収納可能

昨年もレポートした埋め込みスピーカー「Sposato」。ラインアップも豊富だが、日本で展開する予定はなさそう…

このうちの少しでも日本に入ってくれば…、と考えたのは、小生だけではない。会場で顔を合わせた複数のインストーラーがソニーのカスタムソリューションの国内展開への期待を語っていたのが印象的だ。今後のソニーの動きに期待したい。

(ホームシアターファイル編集部・川嶋)

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