ビクター、YouTube動画の簡単撮影＆アップ機能を搭載した“Everio”「GZ-MS100」を発売

日本ビクター（株）は、動画共有サイト“YouTube”への「ワンタッチアップロード機能」を搭載した、SDカードタイプのデジタルビデオカメラ“Everio”「GZ-MS100」を7月中旬に発売する。

価格はオープンだが、50,000円前後での販売が予想される。本体カラーはシルバー。記録媒体はSDカード/SDHCカードを採用している。

本体には1/6型 68万画素の撮像素子を搭載する。動画撮影時の画質モードは720×480画素の「ウルトラファイン」「ファイン」「ノーマル」と、352×240画素の「エコノミー」が選べ、静止画記録は640×480（VGA）画素の「ファイン」と「スタンダード」を揃える。なお、動画撮影中の静止画同時記録には対応していない。

本機は“YouTube”の動画共有サービスとの多彩な連携機能を実現した点が最大の特徴となる。撮影開始前に、本体に設けられた「UPLOAD」ボタンを押すと、YouTubeへのアップロードに最適な最大10分の記録ができる専用の録画モードに切り替わる。動画を撮影後、本体とYouTubeアップロード用の付属アプリケーションソフト「PowerCinema NE for Everio」をインストールしたPCをUSBケーブルでつなぎ、もう一度「UPLOAD」ボタンを押すと、自動的にアプリケーションが立ち上がる。画面上にはYouTube専用の記録モードで撮影された動画ファイルのリストが表示され、アップロードしたい動画をチェックした後、ワンクリックでYouTubeへのアップロードが簡単に行える。なお、アプリケーションの対応OSはWindows XP/Vista。

MPEG-2 PS形式で撮影された動画ファイルは、アップロード時にアプリケーション側でWMV形式に変換される。動画は1回に最大10個までアップロードができ、1分の動画をアップロードするのに所用する時間は約5分（uplinkspeed 1Mbpsの場合）。動画アップロード時には、YouTubeへのログインが必要になる。公開前に動画のカテゴリー情報や公開オプションの選択が行えるが、動画のタイトル、説明、およびタグは操作を簡易化するため自動的に付与される仕組みとなっている。これらのオプション情報は動画公開後に変更することも可能だ。

本体は記録媒体にSDカードを用いることで、同社既発売モデル「GZ-MG330」と比較して約30％の小型・軽量化を実現している。また省電力化により、従来比で約40％増となる約2時間5分の連続撮影にも対応している。

レンズは小型・高性能で評価の高い「コニカミノルタレンズ」を採用。光学35倍対応の高倍率を実現しながら、F1.8レンズで明るさを両立させている。また本体には2.7型の液晶モニターと、快適かつスタイリッシュな操作を実現する「レーザータッチオペレーション」を採用している。「高速起動モード」時には、液晶モニターを開いて約1秒で撮影スタンバイになる。

そのほか、Everio専用のDVDライター「CU-VD3」とUSB接続でつないで、本体搭載の「ダイレクトDVD」ボタンを押せばPCレスで手軽にDVDが作成できる。


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（Phile-web編集部）