HOME > ニュース > Dpa、ダビング10への準備状況を公表 − 実施日時は「確定できない」

Dpa、ダビング10への準備状況を公表 − 実施日時は「確定できない」

公開日 2008/05/15 18:36
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)は、ダビング10への準備状況を公表した。

Dpaは今年2月、ダビング10について「運用開始ができる日時は、6月2日午前4時を予定している」と情報通信審議会で報告。その後、運用開始に向けて3月に受信機や録画機の室内テスト、4月に放送衛星を用いた折り返し信号受信テストを行ってきた。テストの結果、JEITAから動作に問題はないという報告を受けたという。

この結果をふまえDpaでは、4月25日の情報通信審議会で、ダビング10対応の運用規定(改定案)が実機で確認できたこと、地上デジタル放送はすべてダビング10となる予定であることなどを報告。運用開始日時については「放送事業者と受信機メーカーが連携し、情通審のコンセンサスを受けて決定する」と報告していた。

5月13日に行われた情報通信審議会では、JEITAが「6月2日午前という運用開始予定日を本日中に確定日にしてほしい」という旨の申し入れを行った(文書PDF)が、合意には至らなかった。

このためDpaは「運用開始を可能とするための諸条件の合意(コンセンサス)に至らなかったため、日時を確定することができない状況にあるというのが共通認識であると理解」している、と説明。「Dpaの放送事業者と受信機メーカーは連携して、ダビング10の早期開始にむけた準備作業を継続するとともに、関係者における合意が得られ次第、日時を確定したい」と結んでいる。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック