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記録・再生互換の動向に注目して行きたい −「今週の読者投票」結果発表(3/3〜3/10)

公開日 2008/03/10 11:56
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3月3日〜3月10日の読者投票:「有機BDディスク登場、あなたは使ってみたい?」

先月ザッツ三菱化学メディアマクセルの3社が記録層に有機色素材料を採用した録画用の追記型「BD-R LTH TYPE」を発売した。今週は注目を浴びる“有機BD”について、現時点における読者の方々の購入意欲を訊ねてみた。


今回のアンケートでは「互換性が心配なのでしばらくは無機を使いたい」という声と、「値段が安ければ有機BDを使ってみたい」という声が40%(2つの項目を合算)ずつを占めた。レコーダー、プレーヤーをはじめとするハードとディスクの記録・再生互換に関しては、DVDの頃と同じように、今後はBDディスクにとってもユーザーの大きな関心事となりそうだ。先日Phile-webの記事でもライターの鈴木桂水氏が有機BDの互換性をレビューした(関連記事)。本記事では限られた条件内でのテストだったが、現時点での有機BDディスクの互換性の一部を検証することができた。今後も本テーマについてはPhile-webや弊社の雑誌でも取り上げて行く予定なので、ぜひご注目頂きたい。

有機BDディスクの「値段」への関心が高いことも改めて明らかになった。今後ディスクの量産が本格化してくれば、かねてより言われてきたように、DVDやCDの製造で培われてきた技術やノウハウが応用できる点など、有機BDが持つコストメリットの部分が活かされてくることだろう。

また「画質」に注目する声は15%となった。有機材料を使うことが、画質の特徴に表れてくるのかという検証項目についても今後の記事で取り上げてみたい。

現時点では有機BDディスクのスペックが2倍速対応の単層25GBであるのに対して、無機BDディスクは4倍速記録対応や2層50GBディスクの商品化を既に実現している。ユーザーの使い分けによって、今後それぞれのディスクの棲み分けがどのような形で進んで行くのかについても注目したいところだ。

(Phile-web編集部)

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