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アクトビラと楽天が業務提携 − アクトビラ上で楽天市場が利用可能に

公開日 2007/10/22 18:22
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楽天(株)と(株)アクトビラは本日、業務提携契約を締結。「アクトビラ」上で「楽天市場」を利用できるサービスの開始を発表した。

本サービスは、アクトビラが運営するテレビ向けネットサービス「アクトビラ」上から、楽天市場にアクセスできるというもの。楽天市場に出店されている約21,000店・1,000万品の情報をテレビで閲覧することが可能だ。

アクトビラ上で楽天市場を利用する際は、本日より“ショッピング”ジャンルに追加された「楽天市場」メニューを選択。商品情報や在庫の有無、カード決済の可否が確認できる。

「アクトビラ ベーシック」のトップページ。上部に楽天市場が追加された

「アクトビラ ビデオ」はトップ左メニューに追加

「アクトビラ」上の楽天市場トップ。大きめの画像を使用し、リモコンで操作しやすいようカスタマイズしたUIを採用した

ただしアクトビラ上で可能なのは商品情報の閲覧のみで、決済はできない。商品を購入する場合は、QRコードでモバイル版「楽天市場」の商品ページへアクセスするか、URLをPCや携帯電話宛にメールで送り、そこからアクセスすることが必要となる。

ジャンル一覧。右側に商品情報を表示するほか、商品のソートも可能

詳細検索も可能

QRコードもしくはメールにてPC/モバイル版楽天市場へアクセスするURLを送る

本日行われた発表会では、(株)アクトビラ 代表取締役副社長の久松龍一郎氏が挨拶。「2011年までのテレビ普及目標台数は1億台。そのうちの7割以上をアクトビラ対応機種にすることを計画している、今後は対応機種を増やし、アクトビラをグローバルスタンダード化することが至上命題だ」と述べた。

(株)アクトビラ 久松龍一郎氏

アクトビラ対応テレビ普及のロードマップ

続いて挨拶を行った、楽天(株)執行役員の和田 圭氏は、今回の業務提携について、同社が目標としている「携帯電話、テレビ、カーナビなどといったマルチデバイス間でのシームレスなサービス提供の一環」と説明。PCやモバイルなどのパーソナルユースデバイスにテレビを加えることで、ユーザーが楽天のサービスに接触している時間の増加を図る考えを示した。

楽天(株)和田 圭氏

今回の業務提携についての楽天の狙い

ユーザーのサービス接触時間を増加させる

以下、発表会で執り行われた質疑応答の主な内容を掲載する。

Q.今後楽天以外と業務提携する計画はあるのか。
A.既存のアクトビラコンテンツのジャンルごとに、様々な企業とパートナーシップを組んでいくことを計画している。

Q.PCやモバイルサイトの楽天市場に掲載されている商品は全て、アクトビラ上で閲覧することができるのか。
A.出店しているが店舗が載せたくないと指定している商品を除き、ほぼ全て掲載されている。

Q.アクトビラ上で決済が可能になるのはいつ頃か。
A.来年中には実現したいと考えている。

Q.本サービスの主なユーザーとしてどの年齢層を想定しているのか。
A.主婦や高齢者を考えている。

【問い合わせ先】
アクトビラ・カスタマーセンター
TEL/0570-09-1017
TEL/073-403-8175

(Phile-web編集部)

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