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“高い総合力で差別化商品を創出”− 三菱電機“REAL”発表会詳報

2007/08/22
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既報の通り三菱電機(株)は、液晶テレビ、DVDレコーダー、液晶プロジェクターの新製品を発表した。本日同社は新製品発表会を開催し、新製品の紹介を行うとともに、今後の事業戦略についても説明を行った。


東事業本部長
家電事業全体について説明を行ったのは同社専務執行役 リビング・デジタルメディア事業本部 事業本部長の東健一氏。

同社06年度の売り上げは3兆8,556億円で、そのうち「家庭電気」の部門は21%を占めた。同部門は毎年売上高を伸ばしており、06年度においては「液晶テレビの売り上げが順調だった」ことが売り上げ増加の一要因になったという。

東氏は「家電事業は三菱電機の“顔”」であるとし、今後も魅力ある商品開発を続け、事業強化を図っていくと説明する。中でも、空調事業の国内外での販売力の強化や「オール電化」の強化推進などを進め、「勝つために強い事業をより強くしていく」と意気込みを語った。


売り上げは堅調に推移

同社の総合力で経営体質の強化を図る
また「競合に勝っていくためには商品力が必要不可欠である」とし、同社が持つキー技術、キーデバイスを各製作所で共有し「高い総合力で差別化商品を創出していく」とアピールした。ブランド戦略は“ユニ&エコ”をキーワードに、ユーザーに配慮した商品づくりを進めるという。



中村副事業本部長

同社の液晶テレビ事業の位置付け
AV事業の詳細について語ったのは、常務執行役 リビング・デジタルメディア事業本部 副事業本部長の中村一幸氏。

同氏もまた「三菱電機の顔としてAV事業をしっかりやっていくつもりだ」と冒頭にアピール。「大型LEDスクリーンやDLPプロジェクターといった業務向け製品が好調。これからはコンシューマー製品である液晶テレビを重点商品と位置付け力を入れていく。またそのためには、各製品間で開発・調達の連携を図ることが必要不可欠である」と語った。

液晶テレビの他社との差別化について同氏は「高画質を実現する“DIAMOND Engine PROII”や“xvYCC”、内蔵スピーカーで高音質が楽しめる“DIATONE SURROUND”、スリムなテレビフレーム」などを挙げ、これらを盛り込んだのが今回の新製品群だと締めくくった。


(Phile-web編集部)

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