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モリト、防水仕様の軽量骨伝導ヘッドホンを発売

2007/07/13
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AUDIO BONE AQUA

iPodを接続したところ
モリト(株)は、骨伝導ヘッドホンの新製品「AUDIO BONE AQUA」を8月上旬より発売する。価格は9,980円(税込)。


音の伝達の仕組み
2006年に発売された「AUDIO BONE」(製品データベース)の後継モデルで、音質を高め、防水性能を向上しながら、低価格化を図っている。商品開発はAUDIO BONE同様、ゴールデンダンス(株)が行った。

骨伝導ヘッドホンは、空気振動で鼓膜を振動させて音を伝えるのではなく、骨を振動させることによって、聴覚を司る感覚器官「蝸牛」に直接音を伝える方式のヘッドホン。新製品では、新型の振動子を採用することで、音域の拡大を実現しているという。

本体カラーは、ブラック、オレンジ、ブルー、ピンクの4色を用意。35gという軽量ボディを実現したほか、ケーブルのプラグ部以外を防水仕様としており、スポーツをしながらの利用にも適しているという。

ケーブル端子はステレオミニプラグで、通常のヘッドホンと同様にポータブル機器などに接続して音楽を楽しむことが可能。また別売の「パワーウーハー」を使用することで携帯電話の平型端子に接続することができる。パワーウーハーは通話用マイクを内蔵。音楽/通話の切り替えをワンボタンで行うことができるほか、音量の調節を行うことが可能だ。

耳の少し手前に振動子をあてるように装着する

「パワーウーハー」を使って携帯電話に接続

新開発の振動子は特許出願中だという



モリト(株)大山常務取締役
本日同社は都内で記者発表会を開催。同社常務取締役の大山修平氏やゴールデンダンス(株)代表取締役 CEOの中山明子氏らが出席し、新製品の詳細や戦略の説明を行った。

モリトとゴールデンダンスは2006年4月に提携し、骨伝導製品の展開を進めている。今回の新製品はスタイリッシュな外観と高い性能を融合し、若者をターゲットにアピールしていくという。なお、前モデルAUDIO BONEで15,000台の販売実績を達成しており、AUDIO BONE AQUAでは、今年度12,000台、来年度48,000台を販売する計画だ。

骨伝導ヘッドホンは、外耳、中耳の部分を使わずに音を伝達することができるのが大きな特徴。外の音をシャットアウトすることなく音楽を楽しみたいというニーズに応えられるのが強みだ。また、外耳や中耳に障害のある「伝音難聴」の人も音楽を楽しむことができるのだという。

両社は現在、Bluetooth搭載モデルの開発を進めており、本年中に商品化する予定だ。またオーディオ向け製品以外にも展開を予定しており、補聴器やコールセンター向けのヘッドセットなどに応用していく計画だという。


(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドGOLDENDANCE
  • 型番AUDIO BONE AQUA
  • 発売日2007年8月上旬
  • 価格¥9,980(税込)
【SPEC】●インピーダンス:8Ω ●基準周波数:50Hz〜12,000Hz ●音圧感度:88dB/mW ●適正入力:30mW ●最大入力:100mW ●プラグ:3.5mmステレオミニ ●質量:35g ●カラー:ブラック(MGD-701)、オレンジ(MGD-702)、ブルー(MGD-703)、ピンク(MGD-704)