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Senka21「2007業界展望」メーカーアンケート − ティアック エソテリック編

公開日 2007/01/04 12:43
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販売店、ユーザーとの密着度をさらに強化。要望を反映させた強力商品の創出につなげていく


(株)ティアック エソテリック カンパニー
営業部 部長 石井敬純氏


ー 市場を取り巻く環境が日々、激しく変化していく中で、迎えた2007年は、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観において、どのような変化があると考えるか。

2007年のAV市場全体では急速に高画質化、大型化や低価格化が進む。液晶・プラズマテレビを中心に、高画質DVDレコーダーの規格や携帯電話と携帯デジタルオーディオプレーヤー、新しいゲーム機間等での競合が激化し、特に30代以下の世代を中心に、それぞれの要素の多様化、分化、深化が進み、個人の価値観やライフスタイルがさらに個的になっていくだろう。

ピュアオーディオの分野では、いよいよ現実に団塊世代の退職がはじまり、余暇時間の増加と共にオーディオの回帰現象が明確になる。さらには、若い団塊ジュニアまで取り込んで、携帯プレーヤーとは全く異なる次元の高音質性能が見直され、単品コンポーネント再評価の機運が顕著になってくる。

− 2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。

06年は秋から年末にかけ、新たな高音質機器として、電源アイソレターPS-1500や超高性能電源ケーブル7NPC-9100、また12月にはX-01のメジャーチェンジモデルX-01D2を発売、タンノイブランドでも80周年記念ということで、フラッグシップのウエストミンスターロイヤル以下、主軸のプレスティッジシリーズ4機種のモデルチェンジを果たした。さらにアバンギャルドブランドでもホーンシステムを小型化したNANOを中心に強力な商品導入を行い、ユーザーや販売店各位からもそれぞれ熱い支持をいただいている。

07年はESOTERICブランドの20周年という記念すべき節目にあたり、何機種かの記念モデルを計画中である。従来の高性能・高機能SA-CD/CDプレーヤー、ユニバーサルプレーヤーのラインナップに加え、弊社の最も基本的なコンセプトである高音質追求のスタンスを変えずに、さらに何らかの形でオーディオ回帰のトレンドにもアジャストするような商品も、記念モデルとして提案したいと考えている。特にこれまでに店内催事や試聴会を通じて強化してきた販売店各位やユーザー諸氏との関係の密着度をさらに上げ、従来以上に機動力を高めて、生の情報を迅速に商品企画にフィードバックさせ、強力な商品創出につなげていく方針である。

(Senka21編集部)

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