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D&Mホールディングスが2007年度業績予想を上方修正 − 営業利益率も5%超へ

2006/11/16
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(株)ディーアンドエムホールディングスは本日、2007年度中間期決算と、2007年通期の業績予想を発表した。

中間期の業績は、連結売上高が417億円、営業利益が11億円強、純利益が4億円弱となった。売上高は対前年比で7%あまり増加したことになる。この背景について同社は、「プレミアムAV事業が引き続き伸張していることに加え、昨年8月に買収したボストン・アコースティックスの売上が、今年は上期から貢献していることによるもの」と説明している。

営業利益についても、プレミアムAV事業のみで10億円を超える営業利益を上げ、前年同期比61%のプラスとなった。これには、「北米における大手販売チャネル、サーキットシティとの新たなパートナーシップや、ヨーロッパにおける販売組織統合によるオペレーション改善のほか、東欧やCISで予想を上回る需
要が見られたことなどが貢献した」としている。

2007年通期の業績予想についても、売上高は917億円から930億円へ、営業利益は46億円から50億円へ、経常利益は41億円から45億円へ、それぞれ前回予想値から上方修正した。

マランツ コンシューマー マーケティングの高山敬史社長は、9月6日に行われたオーディオ製品内覧会の席上、ディーアンドエムホールディングスが、9月1日に東証一部に上場したことを紹介(関連ニュース)。株価について「当社は1,000円を目指したい」とし、「現在の約900億円の売上高を1,000億円に上げ、経常利益を10%以上にし、キャッシュフローを改善することで届くのではないか」と述べていた。今回、営業利益率、経常利益率がともに5%程度に向上したことで、高山氏の計画に一歩近づいたことになる。

(Phile-web編集部)

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