<折原一也氏のA&V FESTA 2006レポート>今年のイベントで見えたオーディオ・ビジュアルの潮流

2006年09月22日
毎年A&Vフェスタの展示には、各メーカーのオーディ・オビジュアル製品が数多く揃っている。今回展示されていた内容を俯瞰して、これからのオーディオ・ビジュアルの大きな流れを感じ取ることができた。

●大画面テレビとホームシアター、レコーダーは定着

パナソニックのブースには103V型も含めたプラズマテレビのラインナップを展示

今回目立ったのがリビング風に機器を揃えた展示ブース。ソニーのブースは液晶テレビ、スピーカー、DVDレコーダーを組み合わせていた


発表したばかりのパナソニックのブルーレイレコーダーも操作できる形で会場に展示。多数の参加者を集めていた

DVDレコーダーのうちパナソニックのDIGAは音楽CDからの取り込みに対応。様々な方面から音楽CDを圧縮して再生する取り組みが行われている
ビジュアルを中心としたホームシアター環境は、デジタル放送の広がりと次世代ディスクの登場などの要因を受けて会場でも大きな存在感を放っていた。展示ブースでは薄型大画面テレビをリビング風のセットにレイアウトしてサラウンドセットを、追加してホームシアターに発展させるかたちの展示が会場の各所で見られ、より広い層へのアピールを進めている。再生環境もDVDプレイヤー、レコーダーに続いて次世代ディスクのブルーレイレコーダーも姿を現し、急速にハイビジョンへの歩みを進めており、高画質・高音質を家庭で楽しむ環境が広がっていくだろう。

●オーディオは圧縮音声への歩み寄りが進む


WMAロスレス対応のAVアンプは各社の製品が展示されていた。PCなどネットワークサーバーの音楽をアンプ単体でアクセスして再生できるのが特徴

ビクターのブースにはHDD搭載のマイクロコンポを参考出品。リニアPCM取り込みも可能だ。液晶を備え音楽を解析して雰囲で選局する機能がユニーク

ポータブルオーディオの高音質化もアピール。ビクターのブースでは高音質か技術「K2テクノロジー」の効き目を体験できる展示を行っていた
オーディオは、ピュアオーディオ関連製品の展示はもちろんだが、もう一つの流れとして圧縮音声を使ったデジタルオーディオとの融合が進んでいることを挙げたい。音楽をデジタル圧縮して再生する方法は、PCとポータブルプレイヤーからスタートしたものだが、会場ではその流れをオーディオ機器にも取り込む流れが始まっている。なかでも注目したいのが、PCを組み合わせてネットワーク経由で音楽を再生するAVアンプの試作機と、各社から新製品が投入されているHDD搭載コンポなどで、家庭で使う機器でも圧縮音声を扱うものが次々と登場している。また、デジタルオーディオプレイヤーにもオーディオで培われた高音質化技術が投入され、オーディオファンにとって圧縮音声の再生がより身近なものになっていくだろう。

オーディオ・ビジュアルの世界は、急速にデジタル化が進み、めざましいスピードで進化を続けている。今回会場で見つけた製品の数々が、どのような形でオーディオビジュアルの将来に影響を与えていくのか、今後の動向が楽しみだ。

(レポート・執筆:折原一也 >>プロフィール

avfesta2006

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